9/14
第九章 Rhamis Craves for Rabbit Meat
「ラカラスよ、お前の言う通り、ハカル王の命令は絶対だ。
ガタァランに攻め込むべきかどうか、そんなことを議論しても、あまり意味はないのかもしれないな。
ところで、ラミスよ、ずっと兎肉ばかり食べているが、お前はどう思う?」
ちょうど骨から最後の兎肉をかじり取っていたラミスは、慌てて答えた。
「ど、同感だね。
マカの言う通り、ガタァラン遠征の意義は、わたしもわからない。
だけど、王が決めたのならば、従うしかない。
サカマシュはそういう国だし、わたしらはその国に仕えている。
ただ、ガタァランにはサカマシュのようにうまい兎肉は無さそうだが…。」
「よかろう。
兎肉のことはともかくとして…、では、このようにさせてもらおうか。」
まだ兎肉を取るのに必死なラミスを横目で見ながら、わたしは話を続けた。




