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第八十八章 Planned Betrayal or Unforeseen Act?
「見渡すと確かにラガナルの死体はなかった。
それどころか、ラガナルの馬までもが、総本部からいなくなっていた。
状況からすると、ラガナルが裏切り、総本部の連中を殺して姿をくらましたことになる。」
わたしは頭を抱えた。
ハカル王とサミュラカアンがこの戦争の首謀者であるのに加えて、ハカル王の側近であるラガナルの逃亡。
しかも、ハカル王とサミュラカアンはいずれも私の手により死んでいる。
ラガナルの逃亡までが二人の筋書きにあったのかは、確かめる術がない。




