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第六十七章 The Unknown Intention of Samurra Khan and his Apprentice
「問題はそれだけではない。
サカマシュもガタァランも全軍がぶつかり合い、ハウカヤル川には多くの血が流された。
僧兵は、もはや聖なる川を汚すことに頓着していないかのようだ。
これが茶番だとしたら、王は人命もタス教も軽んじたことになる。」
「それも、ハカル王だけでなく、サミュラカアンまでそう思っていたわけだ。」
「むしろ、サミュラカアンの方が首謀者だろうな。
ハカル王が、サミュラカアンの弟子を名乗っておられるのであれば。」
ここまで話したところで、地上へと続く長い石段に差し掛かった。
この腹の傷で地上まで登れるだろうか。
そう考えていると、王が振り向きざま話しかけてきた。




