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第六章 The Lunch at Sat-al-Yaang
城門を出て、3人とサタルャンという街の食堂に向かった。
洒落てはいないが、サカマシュの郷土料理が安く食べられるので、マカ、ラカラス、ラミスとは度々訪れるのだ。
店名物の兎料理と山きのこのスープを頼み、控えめな話し声が満ちる中、わたしは遠征の話を切り出した。
「ガタァラン遠征は、悪くない。
王の意向は知れたものではないが、わたしたちは値踏みされているのだろう。
元々、敵国の将であったわたしたちが、どれほど信頼に値し、サカマシュのために尽くせるのかどうかを…。
5日後か。
悪いが、君たちにも、協力してもらわねばなるまい。」
「ネウ、私はもとよりそのつもりだよ。
3000人ならば、千人隊長が3人だ。
私とラカラス、ラミスでちょうど良い。
ガタァラン攻略は難しくはないだろう。
だが、僧兵と戦うことになる。
タス教信者に嫌われる役目は、外様である我々にこそ相応しい。
いつでも切り捨てられる存在だからこそ、ネウ、君に隊を率いさせたのだろうよ。
我々を巻き込むのも、当然、折り込み済であろう。」




