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第五十六章 The Bread and the Old Monk

「『この哀れなる落伍者たちに、神タスラマとの合一を許したまえ。

塵となり無に帰する魂を洗い清め、永遠の合一へと至らしめたまえ。』

サミュラカアン老師はこのようにつぶやいていた。


『老師、ご機嫌うるわしゅう。

パンの差し入れはご入用でしょうか?』


私は老師にこう申し出ながら近づいた。


『うむ、いただこう。』


老師は両手でそれを受け取った。

何日もの間、物を食べずに過ごしてきたかのように、老師はむせびながら、しかし威厳を保って、ゆっくりとパンを口に運んだ。


『老師、何故あなたを無碍にする者たちにまで、救いを授けようとなさるのです?』


『この、分裂者に満ちた世を終わらせ、神タスラマとの合一を実現するためだ』


老師は、私の問いかけに対し、はっきりとした口調でこう答えた。」

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