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第四十六章 The Dark Underground Staircase
狼煙も上がらなかったのならば、撤退を知らせる伝令馬も出ていないのだろうか?
まして、全軍進撃だと?
ラガナルは一体何を考えている?
「こうなった以上、わたしたち四人で、なんとしてもサミュラカアンを押さえる。
それも、神速でだ。
お前たち、ついて来い!」
わたしはこう言って、石板をくぐり、階段を一気に駆け下り始めた。
階段は薄暗いが、蝋燭が灯されていて、視界は保たれている。
わたしと、すぐ後ろに続く三舞剣の足音が、石造りの空間に木霊している。
かなりの深さがあったが、10階分くらいを駆け抜けたところで階段が終わり、続く長い一本道の廊下に辿り着いた。




