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第四十章 The Monk’s Wonder
「どのみち、このままではジリ貧だ。
戦況を打破するには、サミュラカアンを押さえるしかない。
叶わぬなら、ここで果てるまでよ。」
わたしはそう言って、三舞剣にも鎧を外させ、剣だけの軽い装備に切り替えた。
「ダクラム・ハートゥムよ、これで川を渡れるようになったぞ。」
「剣も持っていくのか?
重いものはなるべく置いてゆくがよいぞ。」
「お前、よもや、戦場でわたしたちに丸裸になれと言うのか?」
「いや、すまない。
それはもっともだ。
剣は持ってくるがよい。
しかしその剣…、何か不思議な力を感じるが、少し見せてくれんか?」
「これか?
これは、聖剣ピュア・ウォーターという。
トゥーラダバンの森を彷徨い歩いていた時に、見つけたのだ。」
そう言って、ダクラム・ハートゥムの前にピュア・ウォーターをかざした。




