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第三十章 The Alternative Plan
「聖剣ピュア・ウォーターの震えか…。
確かに、何か意味がありそうだ。」
「信じてくれるのか?」
「ネウ、お前は正直なやつだ。
嘘を言っているとも思えない。
侵攻先のガタァランに、王自らお出ましか。
何か裏があるに違いないが、狙いが読めんな。」
「とにかく、まずは待ち伏せして応戦されているこの状況をなんとかせねばならん。
時間がかかるほど、わたしたちが不利になる。
だが、どうするか。
ラカラス隊が、合流してくれればよいのだが。」
「二手に分かれようか、ネウ。
私はこのまま、僧兵の相手を続けて、ラカラスの合流を待ちながら、ダッカス寺院に正面から斬り込む。
ネウ、お前は10名ほどの手だれを連れて、寺院に潜入だ。
寺院のどこかにいるはずの、サミュラカアンを探して捉えるのだ。
タス教の高僧にして国家元首のサミュラカアンを押さえれば、戦いは終わる。
短期決戦に持ち込むにはそれしかない。」




