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第二十七章 The Finest Lancer
その時、腰に下げた聖剣ピュア・ウォーターが、微かに震えたように感じた。
まるで、ハカル王の幻影に、呼びかけたかのように。
———
そうして、馬を走らせ、マカ隊に追いついた時には、既にダッカス寺院での戦闘が始まっていた。
マカは相当速く軍を進めたらしい。
そこかしこで戦闘が起こっている。
マカは最前線で指揮に立ち、自らも武器を取って戦っているようだった。
流れるようなマカの槍術は、サカマシュ随一と名高い。
ダッカスの僧兵たちの槍と剣を、細身の槍を巧みに操って受け流し、素早く一撃を加える。
マカの前に、僧兵は次々と倒されていくが、他のサカマシュ兵はそれなりに苦戦しているようだった。
何より防衛線を敷かれているため、全体としては攻めあぐねている。
戦況を変えるにはラカラス隊の到着が必要だが、こちらも用意周到に準備していたダッカスの僧兵から足止めを受けているのか、まだ姿が見えない。
「マカ!」
わたしは呼びかけながら、槍を振るうマカへと近づいていった。




