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第十九章 Sending Scouts or Not
暗い夜空の下で、マカは続ける。
「内通者がいたとして、何の利益になるのかはわたしにもわからないが、やはりわたしは不安に感じる。
マトゥシュラダン山脈の東、西、南は作戦通り、わたしたちの千人隊が陣取っているが、北はどうだ?
斥候を送って調べてみるべきではないだろうか?」
「日の出まであと2時間もない。
間に合うか?」
「間に合わないとしても、調査すべきだ。
作戦は日の出とともに始まってしまうが、その後の動き方を変えることはできるだろう。
もちろん、ガタァランが何の警戒もせずにいたというだけなら、それに越したことはないが、用心は必要だ。」




