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第十一章 The Night at Mathush Rhaadan
こうして、王の命を受けたわたしは、言われた通り5日後に隊を整え出発し、半月をかけて行軍したのち、
ガタァランを南方より見下ろすマトゥシュラダン山脈の尾根で、マカと、マカが率いる千人隊とともに夜営することになったのである。
夜明けまではあと2時間。
静まり返った春の夜の空気は、この後、日の出と共に始まるサカマシュの行進によって破られることになる。
ガタァランを囲むようにして、右翼にはラカラスの隊、左翼にはラミスの隊が控えている。
まずは、マカ隊とラカラス隊が、それぞれ南と東より、ガタァランに迫る手筈だ。




