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【第20回】第二幕・追撃(09)激しいドライブ……………#141〜#149

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#141■丘陵地

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          追ってくるポルシェに気づきスピードを上げ

          る黒ずくめの男。

          追うポルシェ。


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#142■同・走るポルシェの中

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        健「もっとスピードを上げて」

      レイナ「言われなくてもやってるわよ。何よ、偉そう

          に。それよりおじいちゃんに連絡して」

        健「(番号を押しながら)やってるよ、言われな

          くてもね」


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#143■竹林

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          生い茂る竹を避けながら走るバイク。

   白鳥博士の声「お、健か。…なんじゃと、盗まれた?」

      健の声「…今、追ってます!」


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#144■竹林の下の狭い道路

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          バイクを見失わないように平行して走るポル

          シェ。

      レイナ「どういう風の吹き回し?」

        健「え?」

      レイナ「あの時と違って逃げないなんて、ずいぶん積

          極的ね。何が狙いなの?」」

        健「嫌味を言うなら、予約してくれ」

          対向車がやってくる。

        健「おいおい、ブレーキ。ぶつかる、ぶつかる」

      レイナ「いちいちうるさいわね」

          と、アクセルを踏み込む。

        健「(仰け反って)わぁー」

          対向車をかわし、竹林の土手を斜走するポル

          シェ。

          振り向いて対向車を見る健。

        健「ふぅー、乱暴だな、まったく」

      レイナ「ほんとうは気が弱いのね」

        健「誰だって驚くだろ」


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#145■住宅地

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          走り抜けるバイク。

          続いてポルシェ。


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#146■同・走るポルシェの中

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      レイナ「絶対、逃がさないわ」

          急に顔を歪める健。

          頭の中にノイズが走る。

      レイナ「(気づいて)どうしたの? この前もそんな

          顔したわよ」

        健「いや、ただの偏頭痛…」

      レイナ「そう、私とのドライブがお気に召さないかと

          思ったわ」


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#147■海岸線の道路

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          カーブが続き、見え隠れするバイク。

        健「せっかくのポルシェが泣くぞ」

      レイナ「ちゃんと考えて運転してるの。黙ってて」

        健「そ、う、ですか」

          対向車が途切れない。

          なかなか追いつけないポルシェ。

          脇道から出てきたトラックに前を塞がれる。

          走り去るバイク。


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#148■白鳥博士の家・研究室

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          酔っているらしく、ふらふらと入ってくる白

          鳥博士。


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#149■海岸線の道路・パーキングエリア

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          やってきて止まるポルシェ。

      レイナ「完全にまかれちゃったわ」

        健「みたいだな」

      レイナ「ねえ、あそこ。怪しくない?」

          遠くに見える岬にホテルが建っている。

          健の携帯電話が鳴る。

        健「(出る)博士……えっ?」

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