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力を求めて2

 初日の平穏さが嘘だったかのように思える程、二日目からは多種多様なモンスターが湖の水を求めて沢山集まって来て、まるでついでにファーストフードでも食べて行こうって感じで俺達が襲われる日常が開幕した。

 まぁそれを想定して此処に拠点を設けた訳だが、それでもここまで大量のモンスターが集まるとは流石に予想しておらず、一週間しか経っていないがそれでもかなりの疲労を感じる程には肉体的にも精神的にも疲弊していたと言えるだろう。

 モンスターの生態も様々であるのは当然理解していた。日の昇る時間帯に活動するモンスターも居れば、その反対に闇夜の時間帯だけ活動するモンスターが居るという事も。しかし、寝る間も無い程に襲われ続けるとは考えもしなかった。

 当初の十日というのは何も考えずに設定した滞在期間であったが、とても十日間を過ごすのは無理だと感じているくらいには身も心も疲れているのが現状。それは俺だけでなくメンバー全員がそうだ。


 そんな訳でパーティーリーダーとして帰還を伝えたのだが、何故か全員から全力で拒否されてしまう。俺としては帰還するべきだと思い何度もその考えを伝えたのだが、それでも拒否されたのだ。どれだけ丁寧に説明しても無駄で、皆が俺の提案には拒絶を示す。

 こんな事はこれまで一度も無かった。俺を主人としてではなくパーティーリーダーとしてその意思決定に従ってくれていたメンバー全員が、これ程に断固として意見を受け入れてくれなかったというのは本当に初めてだ。


 なので当然、俺としてはその疑問をぶつけない訳がなく、メンバー全員に提案を拒絶する理由を問うた。理由いかんによっては、彼女達の意見を聞き入れるべきだと思ったからだ。

 しかしその答えは予想外過ぎるもので、俺としては嬉しくもあり情けなくも思う答えで、正直どう判断するべきか迷うものだった。


 マスターが死ぬ姿を見たくはない、だからこそ強くなる為にレベルを上げなきゃならない、超越者に二度とマスターの命を握らせない為に。というのが彼女達の意見で、その為にもせめて十日間は此処に滞在したいと言うのだ。

 正直に言うが、この言葉は心底嬉しかった。そして、心底情けなくもあった。俺が強くてあの時の戦闘で対等とは言わないまでもそれなりに戦えてさえいたら、こんな風に彼女達は考えなかった筈だ。そう思うと情けなくて情けなくて、恥ずかしく思えたくらいだった。

 だからこそ、いつもより冷静な口調を意識して俺は帰還の意思を再度伝えた。確かに俺も強くなって皆に心配されない頼れるリーダーになりたいとは思うけれど、現状のまま此処に滞在するのは得策ではないと判断出来る為、彼女達の言葉が嬉しくても、自分の力の無さに情けなく思っても、それでも冷静にパーティーリーダーとしての判断を伝えざるを得なかった。


 丁寧に一つ一つ理由を伝え、最後に今が無理をする時ではないと付け加えると、渋々だが俺の意見を聞き入れてくれた。俺は最高の仲間を得られたと断言出来る。俺ほどに幸せな挑戦者は他には存在しないだろう。

 俺は彼女達に深く感謝しながら、少し悔しそうな表情を見せるメンバーに微笑みつつ帰還の杖を使用する。そして帰還に成功した後は先にメンバー全員へ一番風呂をススメ、俺はパソコンと向き合う。



★★★★★★★★


level:246+46


名前:久遠湊


性別:男


種族:ヒューマン


ギフト:テイム、アイテムボックス


スキル:盾術69、剣術82、特級四属性魔法110+60、経験値均等化、剛体力、金剛体力、軽業、金柔軽業、体制術、金剛体制術、精力増強、精力無尽蔵、魔力増強、遠視、暗視、刹那の瞳、超感覚、毒身


武器:黒鉄の剣


盾:黒鉄のラウンドシールド


頭:黒鉄の兜


胴:黒鉄の胴鎧


腕:黒鉄の手甲


足:黒鉄の足甲


装飾:赤石のピアス(防御強化)



level:246+46


名前:ハル


性別:女


種族:鬼人


スキル:盾術60、剣術78、特級四属性魔法102+53、剛体力、金剛体力、軽業、金柔軽業、体制術、金剛体制術、精力増強、精力無尽蔵、魔力増強、遠視、暗視、刹那の瞳、超感覚、毒身


武器:黒鉄の剣


盾:黒鉄のラウンドシールド


頭:黒鉄の兜


胴:黒鉄の胴鎧


腕:黒鉄の手甲


足:黒鉄の足甲


装飾:翡翠のネックレス(俊敏強化)



level:246+46


名前:ナツ


性別:女


種族:ヴァンパイア


スキル:弓術80、剣術38、特級四属性魔法139+59、剛体力、金剛体力、軽業、金柔軽業、体制術、金剛体制術、精力増強、精力無尽蔵、魔力増強、遠視、暗視、刹那の瞳、超感覚、毒身


武器:精霊の弓、黒鉄の剣


盾:無し


頭:黒鉄の兜


胴:黒鉄の胴鎧


腕:黒鉄の手甲


足:黒鉄の足甲


装飾:矢筒、精霊石のネックレス(魔法強化)



level:246+46


名前:アキ


性別:雄


種族:ウィルダーネスパンサー


スキル:特級四属性魔法136+58、剛体力、金剛体力、軽業、金柔軽業、体制術、金剛体制術、精力増強、精力無尽蔵、魔力増強、遠視、暗視、刹那の瞳、超感覚、毒身


頭:無し


胴:無し


腕:無し


足:無し


装飾:剛力のネックレス(パワー強化)



level:246+46


名前:フユ


性別:雌


種族:フォレストウルフ


スキル:四属性魔法136+58、剛体力、金剛体力、軽業、金柔軽業、体制術、金剛体制術、精力増強、精力無尽蔵、魔力増強、遠視、暗視、刹那の瞳、超感覚、毒身


頭:無し


胴:無し


腕:無し


足:無し


装飾:剛力のネックレス(パワー強化)



level:245+53


名前:ヘル


性別:女


種族:ヒューマン


スキル:盾術59、剣術63、古代魔法68+13、特級四属性魔法109+49、剛体力、金剛体力、軽業、金柔体力、体制術、金剛体制術、精力増強、精力無尽蔵、魔力増強、遠視、暗視、刹那の瞳、超感覚、毒身


武器:オリハルコンの剣


盾:オリハルコンのカイトシールド


頭:オリハルコンの兜


胴:オリハルコンの胴鎧


腕:オリハルコンの手甲


足:オリハルコンの足甲


装飾:オリハルコンのネックレス(身体強化・特大)、オリハルコンのピアス(魔力増量・特大)、オリハルコンの腕輪(体力増量・特大)



level:245+53


名前:ブリュンヒルデ


性別:女


種族:ヒューマン


スキル:盾術58、剣術46、槍術73、特級四属性魔法108+30、剛体力、金剛体力、軽業、金柔軽業、体制術、金剛体制術、精力増強、精力無尽蔵、魔力増強、遠視、暗視、刹那の瞳、超感覚、毒身


武器:ミスリルの剣、ミスリルの槍


盾:ミスリルのカイトシールド


頭:ミスリルの兜


胴:ミスリルの胴鎧


腕:ミスリルの手甲


足:ミスリルの足甲


装飾:ミスリルのネックレス(魔力操作・大)、ミスリルのピアス(魔力感知・大)、ミスリルの腕輪(魔法抵抗・大)



level:245+55


名前:アグライア


性別:女


種族:ダークエルフ


スキル:特級四属性魔法120+50、薬術83+25、錬金術90+20、精霊魔法53+21、剛体力、金剛体力、軽業、金柔軽業、体制術、金剛体制術、精力増強、精力無尽蔵、魔力増強、遠視、暗視、刹那の瞳、超感覚、毒身


武器:黒鉄のバグナグ×2


盾:無し


頭:地底竜の衣


胴:地底竜の衣


腕:地底竜の衣


足:地底竜の衣


装飾:円環のピアス(魔力操作・中)、円環のネックレス(魔力操作・中)、円環のブレスレット(魔力操作・中)、円環のアンクレット(魔力操作・中)



level:245+55


名前:タレイア


性別:女


種族:ダークドワーフ


スキル:特級四属性魔法121+52、鍛冶術93+33、剛体力、金剛体力、軽業、金柔軽業、体制術、金剛体制術、精力増強、精力無尽蔵、魔力増強、遠視、暗視、刹那の瞳、超感覚、毒身


武器:黒鉄のバグナグ×2


盾:無し


頭:地底竜の衣


胴:地底竜の衣


腕:地底竜の衣


足:地底竜の衣


装飾:炎蛇のピアス(炎耐性・中)、炎蛇のネックレス(炎耐性・中)、炎蛇のブレスレット(炎耐性・中)、炎蛇のアンクレット(炎耐性・中)



level:223+56


名前:テティス


性別:女


種族:ドワーフ


スキル:盾術55、鎚術55、特級四属性魔法102+49、造船術54+26、剛体力、金剛体力、軽業、金柔軽業、体制術、金剛体制術、精力増強、精力無尽蔵、魔力増強、遠視、暗視、刹那の瞳、超感覚、毒身


武器:黒鉄の鎚


盾:黒鉄のカイトシールド


頭:黒鉄の兜


胴:黒鉄の胴鎧


腕:黒鉄の手甲


足:黒鉄の足甲


装飾:赤石のピアス(防御強化)


★★★★★★★★



 殆ど寝ずに戦い続けた結果がこうまで明確に出ると素直に嬉しく思える。個体レベルの上昇は苦労に見合うものだったと言えるだろう。

 だが、そんな風に思える反面、素直に嬉しく思えない事もあった。いや、嬉しいのは嬉しいのだが、驚いて素直に嬉しく思えなかったと言った方が正しい。

 壁の中からひたすら魔法を放っての戦闘だったので、魔法スキルのレベルが急上昇しているだろうとは予測していた。そう、それは予測していたのだが、四属性魔法に特級という言葉が足されていたのは予想外だった。つまり、スキル進化していたのだ。


 このスキル進化の鍵は、十中八九スキルレベルが100を越えた事が要因だろう。それ以外には何も思い付かない。

 特級と言うくらいなのだから、きっと今までよりも高い効果が見込める筈だ。そしてこのスキル進化を他のスキルに照らし合わせてみると、他の物も同様に進化するのだと察せられる。それは勿論、100レベルが鍵となるのだろう。


 剣術が100を越えたならどうなるのか、盾術が100を越えたならどうなるのか、期待が膨らんで仕方ない。それを確かめる為にも、今はこの進化したばかりの特級四属性魔法の効果を確かめてみたい。

 個体レベルの経験値やスキルレベルの経験値は、拠点に帰還しないと体内に取り込めない代物だ。それ故、こうやって帰還してステータスを確かめた時に初めてレベルが上がったのかどうかが分かる訳だ。

 だからこそ、先程まで居た湖では苦労していたが、もしかすると今なら苦労する程ではないのかもしれない。無論、劇的な変化を感じない場合も想定されるが、全く変化が無いという事もあり得ない筈。

 笑いが止まらないとはこの事だ。意図せずニヤニヤとしてしまう。


 そんな風にパソコンと向かい合ってニヤついていると、先に風呂へ入っていたメンバーが上がって来て俺を見て不思議そうにしていたが、その理由を説明すると皆が小躍りした。新たな力を得た事が、超越者に対抗出来る新たな力を得た事が、護りたい者を護れる新たな力を得られた事が、それが何より嬉しくて、皆で高笑いしながら踊ってしまった。

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