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新スキルとスキル進化

 長期遠征の疲れはかなり溜まっていたらしく、二ヶ月にも及ぶ過酷な旅の反動で拠点内から全く出たくなくなってしまい自分でも困っていたが、そこは新加入したばかりのタレイアに涙ながらに希少な鉱石が欲しいと頼まれれば当然断れず、十日間という休日を過ごした後に漸く活動を再開する事となった。


 そうして先ず始めに行ったのが、当然ながらレベル上げの前に有能な効果を持つスキルの購入と付与である。新参者であるアグライアとタレイアはテイムされた事でステータスが初期化されているので勿論スキルを付与させなければ危険だし、俺達は俺達で新入荷していた新スキルを買う時がきたと思うのだ。

 現状、アグライアが十日間で薬術や錬金術を用いて沢山の品々を造ってくれており、それらをDPに変換する事で尋常じゃない貯蓄額となっている。これを使用すれば高級スキルなどバンバン買えるのだから、出し惜しみせずDPを消費しても怖いもの無しだ。


 それ故にワクワクでパソコンに向き合った俺は、二ヶ月の旅で自分達がどれだけ成長していたのか、そして何故かスキルが変化している事に気付き、目を点にさせる程に驚愕した。

 いや、これはスキルの変化というよりは、もしかしたら進化なのかもしれない。ミノタウロス討伐の恩恵の一つにスキル進化というのがあったのだが、それが何かしらの条件を知らない内に達成して進化という現象が発動したという事なのだろう。

 レベルが驚異的に上がっているだけではなく、スキルも進化しているとは実に素晴らしい事実であり、俺は興奮しつつ購入すべきと思えるスキルを買って付与させていく。



★★★★★★★★


level:84+32


名前:久遠湊


性別:男


種族:ヒューマン


ギフト:テイム、アイテムボックス


スキル:盾術28+17、剣術28+17、四属性魔法20New、経験値均等化、剛体力、金剛体力New、軽業、金柔軽業New、体制術、金剛体制術New、精力増強、精力無尽蔵New、魔力増強


武器:タングステンの剣New


盾:チタンのラウンドシールドNew


頭:チタンの兜New


胴:チタンの胴鎧New


腕:チタンの手甲New


足:チタンの足甲New


装飾:赤石のピアス(防御強化)



level:84+35


名前:ハル


性別:???


種族:スケルトン


スキル:盾術25+14、剣術30+19、四属性魔法20New、剛体力、金剛体力New、軽業、金柔軽業New、体制術、金剛体制術New、精力増強、精力無尽蔵New、魔力増強


武器:タングステンの剣New


盾:チタンのラウンドシールドNew


頭:チタンの兜New


胴:チタンの胴鎧New


腕:チタンの手甲New


足:チタンの足甲New


装飾:翡翠のネックレス(俊敏強化)



level:83+34


名前:ナツ


性別:???


種族:スケルトン


スキル:弓術35+25、剣術13+12、四属性魔法32New、剛体力、金剛体力New、軽業、金柔軽業New、体制術、金剛体制術New、精力増強、精力無尽蔵New、魔力増強


武器:精霊の弓、タングステンの剣New


盾:無し


頭:チタンの兜New


胴:チタンの胴鎧New


腕:チタンの手甲New


足:チタンの足甲New


装飾:矢筒、精霊石のネックレス(魔法強化)



level:83+34


名前:アキ


性別:雄


種族:ウィルダーネスパンサー


スキル:四属性魔法30New、剛体力、金剛体力New、軽業、金柔軽業New、体制術、金剛体制術New、精力増強、精力無尽蔵New、魔力増強


頭:無し


胴:無し


腕:無し


足:無し


装飾:剛力のネックレス(パワー強化)



level:82+34


名前:フユ


性別:雌


種族:フォレストウルフ


スキル:四属性魔法30New、剛体力、金剛体力New、軽業、金柔軽業New、体制術、金剛体制術New、精力増強、精力無尽蔵New、魔力増強


頭:無し


胴:無し


腕:無し


足:無し


装飾:剛力のネックレス(パワー強化)



level:58+58


名前:ヘル


性別:女


種族:ヒューマン


スキル:盾術25+25、剣術25+25、古代魔法8+8、四属性魔法20New+20、剛体力、金剛体力New、軽業、金柔軽業New、体制術、金剛体制術New、精力増強、精力無尽蔵New、魔力増強


武器:オリハルコンの剣


盾:オリハルコンのカイトシールド


頭:オリハルコンの兜


胴:オリハルコンの胴鎧


腕:オリハルコンの手甲


足:オリハルコンの足甲


装飾:オリハルコンのネックレス(身体強化・特大)、オリハルコンのピアス(魔力増量・特大)、オリハルコンの腕輪(体力増量・特大)



level:58+58


名前:ブリュンヒルデ


性別:女


種族:ヒューマン


スキル:盾術20+20、剣術15+15、槍術25+25、四属性魔法21New+21、剛体力、金剛体力New、軽業、金柔軽業New、体制術、金剛体制術New、精力増強、精力無尽蔵New、魔力増強


武器:ミスリルの剣、ミスリルの槍


盾:ミスリルのカイトシールド


頭:ミスリルの兜


胴:ミスリルの胴鎧


腕:ミスリルの手甲


足:ミスリルの足甲


装飾:ミスリルのネックレス(魔力操作・大)、ミスリルのピアス(魔力感知・大)、ミスリルの腕輪(魔法抵抗・大)



level:0


名前:アグライア


性別:女


種族:ダークエルフ


スキル:火魔法0New、水魔法0New、土魔法0New、風魔法0New、薬術0New、錬金術0New、精霊魔法0、剛体力New、軽業New、体制術New、精力増強New、魔力増強New


武器:チタンのバグナグ×2New


盾:無し


頭:地底竜の衣


胴:地底竜の衣


腕:地底竜の衣


足:地底竜の衣


装飾:円環のピアス(魔力操作・中)、円環のネックレス(魔力操作・中)、円環のブレスレット(魔力操作・中)、円環のアンクレット(魔力操作・中)



level:0


名前:タレイア


性別:女


種族:ダークドワーフ


スキル:火魔法0New、水魔法0New、土魔法0New、風魔法0New、鍛冶術0New、剛体力New、軽業New、体制術New、精力増強New、魔力増強New


武器:チタンのバグナグ×2New


盾:無し


頭:地底竜の衣


胴:地底竜の衣


腕:地底竜の衣


足:地底竜の衣


装飾:炎蛇のピアス(炎耐性・中)、炎蛇のネックレス(炎耐性・中)、炎蛇のブレスレット(炎耐性・中)、炎蛇のアンクレット(炎耐性・中)


★★★★★★★★



 四属性魔法というスキルは、スキル進化で属性魔法が統合された結果なのだろうとは予想出来るが、その条件が酷く曖昧で分からない。

 それと言うのも、常に自身のレベルやスキルレベルを確認するのは不可能だからで、いつでもステータスを確認出来るのなら条件も簡単に分かっただろうが、パソコンがなければステータスを確認する事が出来ない俺では中々はっきりとは分からない。

 恐らく、全ての属性魔法のスキルレベルが一定を越えると統合されるのだろうとは思う。その反面、それ以外には何とも言えない。

 二ヶ月もの長旅でいつの間にか進化条件を満たしていたので、こればっかりは致し方ないだろう。

 まぁ、それは新加入したアグライアとタレイアで確認すればいいし、進化して困る事は皆無なのでそこまで気にする必要は無い。寧ろ、水、火、土、風の四属性が一つになった事で、スキル枠が増えた事を素直に喜ぶべきだ。


 と、それは兎も角、俺は一つの決断をして禁断の精力無尽蔵を購入した。あの大きなデメリットがあるスキルだ。

 そのデメリットは、精力が旺盛になってしまう事。元々付けていた精力増強でさえかなりの性欲促進効果があったのだが、それが二つも重なればと思うと怖すぎて買っていないスキルだった。

 しかし、ヘルとブリュンヒルデから好意を告げられてから、二人とはそういう関係になってしまった事で、精力が旺盛になってしまうというデメリットが怖くなくなった結果、とうとう精力無尽蔵を購入する決断を下したのだ。

 ヘルとブリュンヒルデの二人に頑張って貰うつもりなので、もう夜の事で俺が恐れるものなど無いと言えるだろう。

 もしもの話だが、俺の更に増した性欲に二人が耐えられなくなったら、その時はアグライアとタレイアにも頼む事になるかもしれない。

 いや、十中八九そうなるだろうが、しかし本人達は寧ろいつでも相手をして上げるって感じの態度なので、もしかするとそう先の話ではなく、自然と夜を伴にする日が来るのかもしれない。


 まぁ夜の方の話はそこまでにして、購入したスキルはまだあり、それは新参者で言うと薬術や錬金術、そして鍛冶術になる。彼女達には色々と造って貰うつもりなので、生産系のスキルをそれぞれに付与させた。

 これは偏に効率的にDPを稼ぐ為であり、それに何より彼女達二人からお願いされたからこそ購入して付与させたスキルになる。やはり職人は少しでも良い物が造りたいという欲求が強いようで、それは俺達全員の為にもなるのだからと考えた結果にならばその気持ちに応えようと購入した訳だ。


 で、それはそうと、ヘルの古代魔法に続いて此方もメチャクチャ高価な精霊魔法をアグライアが最初から持っていた事は驚いた。

 しかしどうやら話を聞いていると、自然環境や精霊の気分次第で効果の多寡かが変化するそうなので、古代魔法のように使いどころに迷う代物のようだ。

 安易にそのスキルを作戦の一部に組み込んで戦ったりするべきではないと、そう思わせるには充分な悩める魔法と言える代物だろう。


 とまぁこんな感じで準備を終えた俺達は、十日ぶりにダンジョン探索を開始した。

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