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想創リゲイン  作者: ゆーと
2/2

1話 妄想通り

意外と早くかけました。

不定期投稿には変わりありませんのでご了承ください。

___どひゃっ。

俺の耳に届いたのは「ぐさっ」や「デュクシ」なんて生やさしい擬音ではなかった。

聞いたこともないがわかる。生々しい、本当に人が刺された時の音だ。

なんで? 誰が? なんのために? 誰を? どこで?

そんな疑問が俺の頭の中を絶え間なく回る。

1人で撃退?いやいやいやそんなん無理だろ。


そして数秒後。

俺の目に入るのは。いや、入るのを拒絶したほどにおぞましい光景を脳が処理した。


突き刺さる包丁から赤い液体が滴り落ちる。血だ。

その包丁は見覚えのある腹部を完全に貫通させていた。しかも数分前に見たような。


頼みを受けるのを渋っていた時に数秒みた。

__千葉塁介の腹部だった。


「は?」

という間抜け声と同時に現れた黒ずくめの細身な男が姿を現し

教室中を悲鳴の嵐に変えた。

当然だ。いきなりあの筋肉バカの腹部を簡単に刺して見せたのだから。

ふざけているのかって?こんなんじゃないと精神が壊れそうで怖いのだ。

そして、右手に握っていた包丁から手を離し、ローブから光沢のある軽器具を取り出した。 紛れもない、拳銃だ。

は?日本だぞここ。 銃刀法違反だぞ? などと思考しても意味ない。

だってもう刺してるもん。 銃と刀コンプリートしてるし。


黒ローブの不審者はあたりを見渡している。まるで獲物を定めるように。。。?

獲物? 

その時、拳銃の銃口が俺の方を向いたのち右手の拳銃を片手発砲した。

それと同時に俊敏な動きで左手から二丁目を取り出しこちらへ向けた。

一瞬の出来事だったが俺が狙われた、と瞬時に悟った。

一発目は囮か!? でも何なんで俺!? 

考えるまもなく二発の銃弾は発射され、俺の両頬をかすった。

擦り傷で済んだことに喜ぶべきだろうか。

皆は慌てながらも避難を開始している。

『グヒャッ』 同時に鈍い音がした。俺にはかすっただけだ。窓に当たっても、こんな音はしないだろう。こんな音はさっきぶりだ。

…嫌な気がした。

脳が考えることを拒絶する。が考えた。簡単なことだ。

『俺の後ろにいるのは誰だった?』


目の前に机には書類が散乱している。

すでに答えは出ている。確信したくなかっただけだと思う

鈍い音を発した主。

__如月 涼だった。__

クラスメイトは大半が教室から脱出したようだった。

頬横を打たれた俺は動けるわけがない。


俺を狙ってたまたま…?いやそんな事はない…何故なら俺をかすった弾丸2発とも、涼に命中しているからだ。

友達を一瞬で失った。寂しい、悲しい。そんな感傷に浸る間も無く、いつ出したのかわからない2本目の刃をこちらに向けてきた。先程の銃弾とは比にならない、明確な【殺意】。 やばい!!! 

凄まじい速度で、刃物が目の前に迫った瞬間。

目の前が真っ暗になった。

ポ○モンかよ。 だが文字通り真っ暗になったのだ。 刺されて視力を失ったのか? いや、そうじゃないと本能的に察していた。 思考できてるし死んではない…だろう、多分。


見えないので視覚はない。 嗅覚も、触覚も、味覚もない。

残った聴覚に、五感の全てが集中していた。

微かに声が聞こえる。

声?いや情報が流れてくると言った方が正しいのか?まぁよくわからないが、そんな感じがする。 まぁ何もしてなければ刺されてたし、何がきても受け入れよう。

異世界転生とかの流れだけど女神様とかいないし。希望は薄いだろうな。異世界がどうとか言ってる時点でもうこの人生諦めたも同然なのだ。


《あなたは力に目覚めました。では、能力を選んでください。》


…は?いやいや何言ってんの。俺別に目覚めてないんですけど。てか多分もうじき死ぬんですけど。


脳内に提示された能力は

《 火炎 氷結 万雷 大地 知識 飛行 生成 浄化 奪取 変換 幸運 治癒 操作 念動 解析 視力 動力 統率 意識変換 腐毒 感知 色素 擬態 加速》

多いな。というか、情報を全て受け取る前に突っ込んでしまったから、実際はもっと多いのかもしれない。

と同時に視界が戻る。 眩しさは感じないが刃物の光沢という別の嫌な眩しさを感じる。


《能力を選んでください。じゃないと、死んじゃいますよ?》

わかってるわ!!聞きたいことは山ほどある。しかしこの時間がなければオレは即死だっただろう。


え、えーっと。

悠長に考えてる時間はない。刃物が後少しで刺さりますってところで時間がゆっくり流れているのだから。実際は考える時間が引き延ばされているだけらしいがまぁどっちでもいいだろう。


え、えええと…??

刃物、刃物だよな。

とりあえずどんな最強能力を選ぼうが対処できない限り刺されて死亡なのだ。

というかこれってどのくらいの威力が出せるんだ?

とりあえず対処できそうなのが

氷結で凍らすか、念動でストップ。後操作というのもあるがこれを操作できるのか…?幸運でも流石にこれは避けられないし治癒でも死んだら無理だよな。

加速は論外。炎で溶かすのも結局当たるし無理だ。

ああ!最後まで話聞いとけばよかった!!!!


やばい。時間がない。

もうこうなったらやけくそだ。どうやって発動するのかって?しらんわそんなもん!!


《そろそろセレクトタイムが終了します。刃物が肌に触れた瞬間、思考の速度が正常に戻るので頑張ってくださいね》


絶対この声の奴楽しんでるだろ。


まぁ能力とかってワクワクするし、郷に入れば郷に従えだよな。

何がどう郷なのかは知らんが。


とりあえず力んで全力で力を使った。

最悪刃物の先がぽろっと行けば入院程度で済むだろう!!


どうにでもなれ!!!

「氷ッ結ッッッ!!!!」


。。。辺り全体が氷に包まれた。



「……!!発生しました!」

「小説家になろう」の操作方法がよくまだわかってないんですよね。

至らない点もあり、見づらい点もあるかと思いますがどうか温かい目で…

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