幸せの天秤
ある日、高校時代に付き合っていた彼女、紅葉が既婚者になって、利き手を失った、ただのサラリーマン石田 陽平の住むマンションの隣に夫を連れて引っ越してきた。
陽平が紅葉と別れた理由は、野球で神童と呼ばれるまで積み上げた功績を、交通事故で紅葉をかばうために右手を失った状態の自分が、紅葉の隣にいる資格がないと思ったからである。
その結果、陽平は今まで紅葉に対する未練がこの十年間募りに募っていた。
そして、紅葉と付き合っていたころの高校時代に戻りたいと願ってしまった。
陽平はその日から、夢の中にいる時だけ高校時代にタイムリープすることになる。
陽平が紅葉と別れた理由は、野球で神童と呼ばれるまで積み上げた功績を、交通事故で紅葉をかばうために右手を失った状態の自分が、紅葉の隣にいる資格がないと思ったからである。
その結果、陽平は今まで紅葉に対する未練がこの十年間募りに募っていた。
そして、紅葉と付き合っていたころの高校時代に戻りたいと願ってしまった。
陽平はその日から、夢の中にいる時だけ高校時代にタイムリープすることになる。
プロローグ「再会」
2021/06/12 01:00