夜の列車と海のほとりで
夢にみた話を少しいじりました。
もうすぐ日が変わろうとしていた。
どこかの都市発どこかの田舎行きの列車に1人で乗り込む。
目的地までまだあったものの、乗り換え駅と終点とを勘違いしそのまま降りた。
そこは岩の防波堤と海だけの場所だった。
辺りを見回すと人影もない。
あるのはポツンと地面を照らす街灯と、暗い海と空だった。
私は海に飛び込んだ。
海の水は想像した通り、少し冷たかった。
空を見上げるとそこにあったのは満点の星々だった。
街灯の光が届かないように沖の方へと泳いでいった。
するとさらにたくさんの星々を見ることができた。
「きれい…」
私は夜空を眺めながら空に浮いていた…
陸地はもう見えない