8.それも倒しちゃった☆
超遅くなりました!大変申し訳ございません!!(土下座)
*更新日を土曜日から日曜日に変えました。
Aランクの魔物ってどれくらい強いかな。ぜひやってみたい……が、残念なことにワイバーンは空を飛ぶから剣を使えない。
あ、ちょっとだけこっちに近づいてきた。
「きゃあああ!!」
ミシェルさんは悲鳴を上げて草原の方に逃げた。大丈夫かな……まぁいい、後で追うか。今はまずワイバーンを倒してみよう。見ている人がいなくなったから遠距離の攻撃魔法を使ってみよう。
えっと、そうね……火球とかで倒せると思わないので、レーザー類のものを使ってみようかな。
「《レーザーカッター》」
光で頭を切り落とすのをイメージしながら詠ってみたら、想像した通りの結果が出ました。
多少のスプラッターは覚悟したが、ワイバーンが即死したらしくそんな場面を見ずに済んだ……が、その代わりに素材の角と鱗、そしてサッカーぐらいの大きさの魔石が隕石みたいにこっちに高速で落ちている!
あわわわたたた大変!!慌てて魔法でネットを作ってキャッチした。ふぅぅ、危なかったよ……死ぬかと思った。
さて、せっかくだから空間魔法も使えるかどうかやってみよう。空間をカバンと繫がらばアイテムボックスみたいのもできたらいいな!
「ええっと……《空間》!」
カバンを開けて詠って見たら、空間っぽいものがカバンの中と繋がった。イェイ!アイテムボックス、ゲット!
未だに魔法ネットの中にある素材と魔石をカバンにしまってカバンを閉め、そしてもう一度開ける。
「あ、普通のカバンに戻った!」
色々やってみて幾つのことがわかった。
1.私が《空間》を使わない限りこれは普通のカバンと変わらないこと。つまり金庫より安全。
2.空間をアイテムの違いによって分類できること。とりあえず「素材」と「魔石」と「お金」のカテゴリーを開けた。
3.《アイテムリスト》と詠えば、文字通りアイテムのリストを読むことができる。特定のアイテムの検索もできる。
4.リストでアイテムの名称をタッチすればそのアイテムが自動的に空間から浮かび上がる。
5.空間に入ればものの重さがなくなる。つまり空っぽのカバンを持ってるみたいな感じ。
……ファンタジー世界だから皆こんな便利な魔法を使えるかな?それとも、もしかしたら私がちょっとチートなだけ?
あ、そういえば!ワイバーンも倒したし、ミシェルさんを追わなきゃ。
「マーールくーーーーん!」
……噂をすれば。草原の方からミシェルさんが…全力疾走してきた。ワイバーンを超怖がったから大丈夫かな?と心配したけど、問題なさそうね。うん、元気で何よりです。
「ミシェルさ…」
「申し訳ございませんでした!!」
「…………えっと?」
ミシェルさんが目の前に土下座した。なぜ。
「マルくんを置いて自分だけ逃げるなんて最低……本当にすみませんでした!」
「ええっと、私は大丈夫だからとりあえず立ってください」
「で、でも……」
「私は気にしていませんから、ミシェルさんも気にしないでください。怖かったでしょう」
怖かったよ……高速で落ちる魔石と素材が。
「うう〜〜マルちゃーーん!」
「うがっ」
ミシェルさんは地面から跳ねて抱きついてきた。鼻が彼女のお腹にぶつけて地味に痛い。
「ミシェルさん……苦しい」
「あら、ごめんなさいマルちゃん!あたしったら……」
いつの間に呼び方が君からちゃんに変わった。
「……マルちゃん」
「はい」
「ワイバーンはどうしたの?」
「………………倒しちゃいました」
今更思い出したみたい。
「……たお、した……?」
「はい」
「……もう…どこからツッコメば……」
「あはは……それよりギルドに戻りましょう?ちょっと失礼しますね」
ミシェルさんの手を触って転移魔法を発動し、ギルドのすぐ近くの裏路地に転移した。ギルドに入って、ミシェルさんの知り合いらしい人が声をかけにきた。
「よー、ミシェルちゃん。依頼帰りか?」
「レオンさん!そうですよ。でもあたしじゃなくこの子ですわ」
「あ、新米か?俺はレオン。ミスリルランカーだ。よろしくな」
レオンさんは三十代前半の男の人です。明るい雰囲気で人が良さそうで、何より私のことをバカにしない。舐めたりもしない。……そこは大事ですよ!
「マルと言います。銀ランカーです。どうぞよろしくお願いします」
「おお、銀か!マルって言ったか、すごいなお前!」
「いえまだまだです……ありがとうございます」
うん。やっぱりいい人。
一旦切ります。




