じぶんのかたち こころのかたち
人に嫌われたくない 揉めたくない
でも 私生活を大切にしたい 振り回されたくない そんなきょりかん
自分勝手だ ワガママだ 無理かな 努力してみる
結果 ストレスがたまる
常態は刻々と 変わっていく 変化していく
他人の心も じぶんの外見も
歳もとる 置かれる立場も 見える景色もかわる 居場所もかわる
当たり前にいた人が 突然会えなくなる この世からいなくなる
じぶんのこころは そこまで 急に変えられないのに 刻は待ってくれない
「昔と変わってないね」
久しぶりにあった 知人にいわれた
外見だろうか 中身だろうか それとも考え方だろうか
「いい歳して」 「年相応の行動を」 「学生じゃあるまいし」
おまけの言葉 キリがない
「あはは」
笑うしかない 過去のじぶんに申し訳ないとおもう瞬間
気づくと 欲しくもない足枷を いくつも 引き摺っている
「自分の形は 他人が決める」と 世は語る
じぶんのかたちは 「自分次第だ」と 同じく吐き捨てる
何かに変わりたいのか? そうじゃない そうではないのだ
「じぶんらしさってなんだ」
そんな歌があったなと 吐いては消える白い息を吐きつつ
深夜 人気のない住宅街を歩きながら 吸い込まれそうな 星空を仰ぐ
あたまの中を カラにする カラにしたい
真っ暗な でも少し星が残る夜空を見上げ 眼を瞑る
--- じぶんらしさ じぶんのかたち じぶんのこころ ---
受け入れてくれるかな『今の居場所』は
こころを表に出さず 築き上げた場所は ・・・怖いよね
いつから じぶんらしくなるのだろう
いつのねんれいのじぶんが『じぶんらしい』のだろう
眼を開けて ハタと気づく
「じぶんらしさは 常に目の前にあるのでは?」
気づいてないか 眼をそらしているだけなのか
『他人からどう見られているかが 自分』
そうならば そうであるならば
自分を取り巻く他人の形が じぶんのかたちなのでは
『じぶんらしさ』が こころのあり様 こころのかたちであるならば
『他人から見た自分らしさ』とは
じぶんの常態が 『じぶんのこころ』 そのものなのでは
他人の印象を考えたりとか 愛想とか むずかしく考えすぎてたかもしれない
それなら 受け入れてもらえなかったとしても 気にしなくていい
じぶんのこころが 他人のこころを否定しなければ じぶんのこころも認めてくれる
こころの中の笑顔を絶やさなければ じぶんのかたちと環境をつくっていく
歳も 外見も 他人の評価も 関係ない
結局のところ じぶんのこころが何かは分からないけれど
日々を楽しく過ごして やることをコツコツとして 1つ1つ積み重ねた日々 想いが
同じ感性の人を惹きつけ 集まった空気が 空間が
じぶんのかたち こころ になるんだ
他人に作られるものが じぶんのこころじゃない
きっと それが そう それそのものが
じぶんの求めていた 「じぶんのかたち こころ」 になるのだと
信じたい 信じていきたい
もしかすると 人はそれを『情熱』というのかもしれない