表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

金欠

ここはどこぞの居酒屋である。

二人の男がいた。向かい合って座っていた。

片方は髪がもじゃもじゃであることが特に目立つ、そこそこ背丈もあり黙っていればわりかしカッコイイんじゃないか的な男。名前を片井柔男かたいやすおという。やっちゃんという愛称で呼ばれている。

もう片方は短髪で恰幅のいいなんかあんまり信用できなそうな男。名前を熊黒大地くまくろだいちという。くまちゃんという愛称で呼ばれている。

二人は酒場の賑やかさとは逆に全くしゃべらず、ただただ酒を酌み交わし、黙って向き合ったままであった。


「あのさぁ…」

先に口を開いたのは柔男だった。

「くまちゃんがなにも言わないなら僕はもう帰りたいんだけど…」

熊黒ことくまちゃんは持っていたジョッキをドスンとおいてこういった。

「まぁまぁそう怒らないでよやっちゃんさぁ!」

「別に怒ってるわけではないんだけどもったいぶらずに早く教えてくれないかな…。」

くまちゃんはニコニコ笑いながらこういった。

「今回はさ、お金になりそうな話をもってきたんだよ!」

柔男は怪訝そうな顔で言った。

「くまちゃんが持ってきた話で僕の為になりそうな物なんて今まであったかなぁ…」

「まぁまぁ柔男君話だけでも聞いてくれよ!」

「今回はなろう小説を書いてみようかと思うんだよ!」



「じゃあ僕もう帰るわ」

「まぁまぁまぁちょっと待ってくれよ柔男君!!」

くまちゃんは席を立とうとした柔男を席に戻しながらいった。

「君さぁ…もう…ちょっと…頭おかしくなったんじゃない?」

こいつ本当に頭がおかしくなったんじゃないの?という表情で柔男は熊黒をにらみつけた。

「んなこたなぁないよ本気も本気。マジよマジ!」

「君はまず『なろう小説』ってのを知っているかい?」

「あれだろ?なんか…転生したり無条件に凄い主人公が暴れまわって良い意味でも悪い意味でも痛快爽快する奴だろ?」

「そうそれ。」

「今流行ってるみたいだけどさ、僕は別に小説やらなんやらはあんまり興味が無いんだ。ってか…」

柔男は座り直してから言った。

「これは明らかに人選ミスだよ。」

熊黒はにこやかに笑いながら言った。

「でも君あれだろ?昔演劇的なこともやってたんでしょ?」

「確かに演劇用の台本は…でもそれと小説とは全く別だろ?」

「ままままいいじゃないかやってみようよ!ちゃんと作業部屋も用意してあるんだ!」

「え、これから?ちょっとちょっと!」

熊黒はおもむろに席を立ち、柔男を引きずるかのようにして大笑いしながら店を出た。

「大丈夫大丈夫きっとどうにかなるから!ガハハハハハ!」

「オマエちょ…、友達いないからって強引すぎるだろうが!!!」

こうしてくまちゃんと柔男君のなろうでお金を稼ぎたい計画が始まったのであった。


「さて作業部屋に到着っと。」

居酒屋から徒歩云分。あれよあれよと言う間についてしまった。

「ここお前の実家だろ…あぁここが作業部屋なのねはいはいそういうことね。」

「とりあえず入ってちょーだいよ。」

「昔よりは綺麗になってんのか?」

こういう時部屋の描写とかを書くのが読者の為なんだろうけど、特に俺たちの事かいてもなぁ…。

なんてことを柔男はしみじみと考えていた。

熊黒はといえば、あーでもないこーでもないと机やら棚やらをから何かを引っ張り出していた。

「断捨離ってやつ?ま、多少はね?」

「断捨離ねぇ…君のその腹の贅肉のほうが早く断捨離するべきだと思うけどねぇ…。」

「贅肉は中々断捨離できないんだよこれがねぇ…っと。まま、君も立ちっぱなしじゃ疲れるでしょう。そこ座っててよ」

適当に開いているところに座りながら柔男は言った。

「なんでもいいけどさ、そのさっきの…なろう云々の話、もうちょっと聞かせてくれよ。」

熊黒は待ってましたとばかりに言った。

「とりあえず話の導入とか設定とかは決めてあるんだよ。」

「だから君にはそのキャラを動かすところをやってほしいわけだ!」


以下、柔男を『柔』。熊黒を『クマちゃん』と省略します。


クマちゃん 設定は中世ファンタジーだ!

柔     そのあたりが多いんだっけ?

クマちゃん 多いって言うかそこ以外は受け入れられないんだってさ。

柔     面倒だね…。

クマちゃん でもそこが受けるんだからそういうのを狙うんだよ。

クマちゃん 別に奇をてらうようなことはしなくていいんだ!そういうのはもっとフロンティア精神溢れる人に任せよう!

柔     もう個性を出すとかはどうでもいいんだね。


クマちゃん んで主人公の名前は「最強 なろう」君さ!

柔     いや流石にそれは…もうちょっと名前いじろうよ。どストレート過ぎでしょうよ。

クマちゃん そうかい?確かにもう居そうな名前ではあるかも。

柔     流石にいないだろ?いないよね?いたらやだな…

クマちゃん じゃあもうちょっといじって「斎京 スギル」にしよう。

柔     すげぇ中途半端ないじり方…まぁいいよ。んで次は?

クマちゃん とりあえずここまで考えたよ。

柔     …いやちょっとこれだけじゃ物語始めらんないでしょうよ!?

クマちゃん 物語の基礎はさっき言ったように中世ファンタジーだし、後は放り込めば勝手に料理になるんじゃない?

クマちゃん 要はさ、カレーが最高に美味しくて、そのカレー以外は受けないんだからそのカレーを邪魔しない程度のスパイスでいいわけだ。

柔     突き抜けたクズさ加減だけどもう修正するのもめんどくさいし、君がそれでいいならいいけど、それならもう僕いらないんじゃ…

クマちゃん うるせえ!(バシッ

クマちゃん いいからやるぞやるぞ!

柔     いやもうなんか…まぁいいやうん…。


クマちゃん あぁそうそう大切なことを忘れていた。

柔     なんだよぅもう…まだなんかあんの?

クマちゃん これが一番大切。いいかい?読者にストレスを与えるような展開はいけない。

柔     僕がストレスを感じることになってもいいってことで、いいんだね。

クマちゃん 主人公がちょっとでも劣勢になっちゃあいけない。

柔     うん…腑に落ちないっていうか話を作る側はさぞ作り辛いだろうねそれは。

クマちゃん あとヒロインは主人公一筋でよそ見をしない。

柔     ライバルキャラ的なのもダメそうだな…めんどくさ。

クマちゃん 主人公は無条件でスゴイデスネと言われる。

柔     そこが最高に腑に落ちないよね。

クマちゃん というか主人公がスゴイデスネと言われるように展開が都合よく展開する。

柔     現代人の闇もいよいよ危険な領域に達しているんだね…。


クマちゃん とりあえず物語は自動でちゃちゃっと進むから、うまいこと柔男君がちゃちゃ…もとい操作していってくれ。

クマちゃん 文章の途中途中にさ、なんかわかりやすいちゃちゃ入れポイント作るから、そこであおう!

柔     とりあえずここで一度締めるのね。


A1

クマちゃんこんな感じで番号振っていこうと思うんだ。

柔     これちょっとわかりにくくない?

クマちゃん んー他にやり方思いつかなくてさ。まぁなんか気になることがあったらコメントで教えてくれるでしょ?

柔     他人任せな…

柔     ってか神様ってのはくまちゃんのことかい?このスギルってのがなんか不快な笑い方を覚えているけどさ。

クマちゃん なんか僕みたいになっちゃってるね?まぁいいんじゃないかな。

柔     それに物語のなかでステータスとか、無双出来るとかって直接使うのはどうなのよ?

クマちゃん いや、それはねマジであんまり問題じゃないんだよ。他のもそんな感じだし。

柔     くまちゃんの神経もちょっと疑うけど、周りもまたおかしなことになってんなぁ…。

柔     ってかさ、転生した以上はその前の記憶とかそういうのって影響してくるんじゃないの?

柔     それこそが転生の醍醐味っていうか…。

クマちゃん ん?そんな学生如きが持ってる前世の記憶なんてたかが知れてるでしょ?

クマちゃん 柔男君が学生の時に強くてニューゲームやらされてもなんか出来たかい?

柔     …確かに中学ぐらいまでの勉強なら無双出来たかなぐらいかも。

クマちゃん 高校ぐらいになったらどうせまったく勉強してないツケで強くてニューゲームしてようが

クマちゃん テストで大ダメージ受けてるに違いないよね?

柔     まぁ否定はしないよ。僕も落ちこぼれだったしね。

クマちゃん という訳で転生したっていう経験だけで前世はその都度なんかそれっぽいのを与えることにする。

柔     随分とからっぽの主人公でスタートするんだね…。


A2

柔     結構落ち着いてない?このスギルって子は。

クマちゃん 本当ならパニックになっててもおかしくないんだけどさ、そういうのは求められてないのよ。

クマちゃん 求められてない描写はバッサリとカット。脳内で保管してもらったほうが行数の無駄遣いにもならなくてオトクよ。

柔     なにいってんのかサッパリだがくまちゃんなりの考えでやってんのね。

柔     それにしてもなろう的ファンタジーってのはご都合でいいねぇ。

クマちゃん そりゃ海外とかのガチの奴なんて疲れちゃうし求められていないんだ。

柔     うーん…けどもう少しちゃんとした世界観を作ったほうがいいんじゃない?

クマちゃん そうはいうけどさぁ、ガチのファンタジーで文化圏がどうこうとか細かく文字とかまで作っちゃったりしたところで

クマちゃん それお金になるの?って話よ。

柔     考え方がきたねぇなぁ。

クマちゃん お金にならないことに多大な労力裂いても得しないしねぇ。金持ちの道楽なら何やってもいいと思うけどさ。

柔     うーん…

クマちゃん 仲間の名前とか、町の名前とか、土地でもいいよ。なんか新しいモノや名前。概念でもいいけどそういうの作るのだって大変なんだから。

クマちゃん ネット漁ってみたり、本引っ張ってきたり、何かが降ってくるまで待ってみたり…それだって時間がかかる訳だよ。

クマちゃん それにどっかの偉い人もいってたよ?あんまり斬新すぎるもの作っても万人には受け入れられないってさ。

柔     流行りモノのコピーみたいなのの方が小金稼げちゃうみたいなモンなのかねぇ…。


クマちゃん んじゃそろそろ初戦闘と行こうか!

柔     戦闘ったって僕何すりゃいいの?

クマちゃん 何すりゃいいのってここからは大事だよ!君の出番ってわけさ!

柔     今まで何もしてなかったからね…で、どうするの。

クマちゃん そこのレバーあんでしょ?

柔     レバー??いつの間に…これなに?

クマちゃん そのレバーをいじることでスギル君のステータスが上下するんだ。

柔     へぇ…今は一番下だから0ってこと?

クマちゃん 使っているステータスの値的にはってことだね。

柔     じゃあ一番上にしたらそのステータスをマックスまで使うってこと?

クマちゃん そういうこと。

柔     だから何本かレバーがあるわけね。

クマちゃん そうそう。んでまずは腕試しってことで、そこにある素早さのレバーをマックスまで上げてみよう!

柔     いきなりマックスまで上げちゃって大丈夫なの?

クマちゃん いーからいーから!さささずいっと!

柔     ハイ。マックス。これでいいの?


A3

柔     とんでもない速さなんだけど。

クマちゃん そりゃ速度マックス!だからね。

柔     限度があるでしょう完全に人間を逸脱した速度だったぞ!

クマちゃん 神から与えられたんだもの。それぐらいは当たり前だのクラッカーよ。

クマちゃん つーかホントはもっと早いんだよ。これでも抑えてるぐらい。

柔     えー…。

クマちゃん ま、こんな感じで第一話ではスギル君の力を一つずつみて行こうっての狙いよ。

柔     速さだけでも宇宙一なのに他のステータスはどんなことになるんだろうな…


A4

柔     ここはどうすんの?速度で行くの?

クマちゃん いや、速度は一度下げちゃっていいや。もう楽しんだでしょう?

柔     いや楽しいとかじゃなくて…まぁいいや。ほら下げた。

クマちゃん んじゃ次そっちのレバー上げて。

柔     このレバーは…威圧って書いてある。

クマちゃん そ、相手を威圧して倒すのさ。

柔     威圧でねぇ…闘気とか殺気の類ってこと?

クマちゃん んまぁそんな感じ。英雄は目で殺すっていうしね。

柔     いやそれは英雄とかが持ってるその威圧とかを使って相手を怯ませるとかって意味じゃないの?

クマちゃん ここではスギル君の天才的威圧力で敵の心をシャーペンの芯のように叩き折るんだ!

柔     …シャーペンの芯を折るのに力いらないけど…。


A5

柔     威圧じゃないじゃんもうこれさ。

クマちゃん 威圧しすぎて相手の行動を自分の思い通りにした…だと!

柔     なんだそれ。ってかここまでだと随分敵が可哀想だな。

クマちゃん 悪いことしてる奴らだからいいのさ。インガオーホーってやつだな。

クマちゃん まぁ彼らはスギル君のスゴイデスネポイントを稼ぐための道具だからね。

クマちゃん 変に強くても困るわけよ。術中にしっかりはまってもらわないと困る訳だ。

柔     こんな立ち直れなくなるぐらいのダメージを与える必要はあったんですかねぇ…?


A6

クマちゃん 新しいナマカの加入さ!

柔     仲間の前に言うことがあるんだが。

クマちゃん 何かな?

柔     なんか町の名前とかおかしくない?

クマちゃん 随分早く気が付くね。

柔     ガーシーの町ってなによ。語呂が悪いというか…

クマちゃん 逆から呼んで滋賀ね。

柔     おおっと直球か。

クマちゃん さっきも言ったけどさ、町の名前とか考えるのくsssssっそだるいのよ。

柔うん。

クマちゃん だからさ、現実世界から丸っと持ってきたのよ。

柔     ちょっとはいじれよ。

クマちゃん 真逆にしただろ?

クマちゃん 滋賀には別に何の思い入れはないんだけどさーなんての?

クマちゃん 主人公の最初に訪れる町がトーキョーとかだと流石に荷が重いじゃん?

柔     まぁその流れをくむなら東京は首都とか主要都市にしたいのかね。

クマちゃん そういうこと。だから滋賀とかまぁあってもなくても困らない場所を出発地点にしたのさ。

柔     多方面から怒られることあっさりと言うのやめようよ…。炎上するよ…。

クマちゃん だから今回の名詞系は全部滋賀から引っ張ってきた。

柔     オーツ…オーツ…大津。


A7

柔     あの威圧って余計な効果もついてたんだね。

クマちゃん 別に効果の中に魅了とかは無いよ?

柔     ピンポイント効果ってわけじゃないだね?

クマちゃん 結果的にそこそこの広範囲になったみたいだね。

柔     君さ…もう少しその…このレバーによって起きることとかその他もろもろを僕に説明してくれてもいいんじゃない?

クマちゃん ワッハッハッハッハ!

柔     …君はこの状況も楽しんでいるんだね…。


柔     ところで、なんかもう一戦あるの?

クマちゃん お次はそっちのレバーをマーックスまでベッ!っとあげちゃってよ!

柔     いやマックスはなんか怖いんだけど…さっきもおかしなことになっちゃったし…。

クマちゃん 大丈夫だって!バババ!ってあげちゃってあげちゃって!

柔     なるようになればいいんだ!ホイっと


A8

クマちゃん 気配察知能力をマックスまで上げたよ。

クマちゃん 効果としては円で周囲数キロとかそういう感じだね。

柔     さらっと念を入れたね?

クマちゃん これならどれだけ強くても問題ないでしょ?

柔     そんな他の作品だったら必殺技クラスの行為を平然としてやって、

柔     まだまだ元気いっぱいなスギル君は魔物なんかよりよっぽど魔物だよねぇ…。

クマちゃん スギルくんだけにってか!ガハハハハハ!

柔     君以外の人間も楽しんでくれていると切に願うよ…。


クマちゃん そうそう!新しい女の子が仲間になったんだよ!

柔     また女か。

クマちゃん そりゃむっさい男なんて仲間に居てほしくないだろ?

柔     いやかっこいいおじさんキャラとかもいいんじゃない?そういうのかっこいいじゃん。

クマちゃん はぁー(クソデカ溜め息)。…君はあれだな。哀れ。切ない。インターネットお金にならなそうな人種ナンバーワンだわ。

柔     そこまで言う?

クマちゃん ほらほーよ。いうよ。時々いんだよなぁこの世界、男いねーじゃーんとかいう奴。

クマちゃん なんで男がいないか?男はお金にならないの!ハーレム物では特にね!

クマちゃん 腐ってる女子とかそういう奴らに売るなら男を沢山いれるけど、

クマちゃん 男が望むハーレム物には男なんていらないの!理解してね?!

柔     そうかなぁ…

クマちゃん あ、でもちょっとは例外あるかなぁ…。

柔     なんだよやっぱいるじゃん。

クマちゃん スギル君にスゴイデスネを集めるときに使うかな。そん時だけ男が欲しいな。

柔     うーわ

クマちゃん 凄い地位がある人とか凄い強い人からスゴイデスネを貰う為だけに男は必要だね。

クマちゃん ま、今回はハーレム目的だから女の子だ。もちろん処女で身目麗しくて最初からスギル君にべたぼれだよ。


A9

柔     クナイやら忍術やらがでてきたってことは日本みたいな土地もあるんだ。

クマちゃん もうこれはお決まりだね。

柔     お決まりなんだ…。

クマちゃん 黒髪クノイチ美人はハーレムではどこかに設置しておかないとね。


A10

柔     あっという間にアジトからボスまでの道のりを攻略したな。

クマちゃん 先はまだ長いからね。この辺は時間かけちゃあいけないんだ。

柔     んでまたなんかバトルがあるからって呼びだされたわけ?

クマちゃん そういうこと。もうわかってきたね。

柔     ってか俺突っ込み忘れてたんだけど、スギル君は何、彼は木刀一本で山賊と戦うの?

クマちゃん うん。何か問題ある?ってかあった?

柔     いや…ないっす。

クマちゃん わかってくれてうれしい。んじゃそこにあるレバーをジャ!っとあげてちょーだい。

柔     ちなみにこのレバー上げるとどうなるの?

クマちゃん ん?んじゃそこにあるレバーをジャ!っとあげてちょーだい!

柔     はいはい。もうどうにでもなーあれ。


A11

柔     なんかさっきの山賊強くない?

クマちゃん まぁね。スギル君を強く見せるためには多少強くいてもらわないと。

柔     てか戦闘時間ってこんな長くなくてもよくない?強いったって瞬殺でしょ?

クマちゃん まぁね。でも相手が全力の最高を出して、それを余裕で叩きのめすって言うのがいいんだよ。

柔     なんだか性格悪い戦い方だなぁ…。

クマちゃん そういうのが受けるんだって!ワン○ンマンとかもそうだろ?

クマちゃん 味方とかがたっぷり苦しんで、もう駄目だーおしまいだーって言う時に颯爽と現れて

クマちゃん ワンパンだったりあっさりと解決したりするのが今の流行りよ。

柔     確かに最初に言ってはいたけどさ…

クマちゃん 駄目だよスギル君が悩んだり苦戦したりしたら。負けるなんてもってのほか!視聴者がストレスで死んじゃう!

柔     視聴者をマンボウかなんかと勘違いしてない?

クマちゃん 実はマンボウはそんなに簡単には死なないんだってね?…まぁいいや、という訳で、

クマちゃん 今回マックスにしたレバーは器用さのステータスでしたー。

柔     100個だかの縦横無尽に飛び回るスーパーボールを全部見切ってたのはそういう訳か…。

クマちゃん 相手の全力を全てかわして相手の力をコピーして上位互換して叩き返す!これは結構な数のイイネがもらえるんじゃない?

柔     SNSじゃあるまいし。


クマちゃん さてボスも倒したし、ここから仲間加入ラッシュやぞ!

柔     仲間か…別にハーレムを築くだけなら旅の仲間は後から作るっていう方向でもいいんじゃない?

クマちゃん どういうことだい?

柔     だからさ、なんか自分の居城作ったりとかして、そこに女の子を侍らす…みたいな。

クマちゃん それは君の願望だろ?まぁそれもいいかもしれないけどさ、城を持つまでの流れがめんどいじゃん?

柔     ロマ○ガ2みたいにしてみるかい?先帝の無念はとりあえず置いといてハーレムだ!みたいなね。

クマちゃん うーん違うんだよなぁ…主人公はモテモテではあるけど、女垂らしじゃだめなんだよ。

クマちゃん あくまで自然体でモテモテで、言い寄ってくる女の子にはあたふたしないといけないの。

クマちゃん 告白されたら必ず難聴。女の子が裸になったら必ず謎の光とスモッグ!お風呂イベントもどっかで入れないといけないし、

クマちゃん 水着回も必須なんだよねぇ…?

柔     必須とまで言い切るか。まぁそこまで言うなら仲間作る方向でいくかね。

柔     で、仲間って今二人じゃん?あと何人になるの?

クマちゃん とりあえずこの話であと3人。スギル+5人って感じにしたいんだよねー。

柔     ってことは後3人か…ちょっと大変だなー。

柔     ちなみにどんな子仲間にすんの?

クマちゃん まぁそう急くでないヤっちゃんよ。すぐにわかろうというものよ!

柔     なんだそれ…まぁいいけどね。


A12

クマちゃん はいまず一人目スズカちゃん。

柔     名前はまぁ可愛いよね。

クマちゃん 亜人の女の子よ。やっぱり一人ぐらいこういう子も欲しいよね。

柔     なんだかやたらと悟ってるな。ここにもゆとったりさとったりする子がいるのか。

クマちゃん 本当はキャピン☆ミってしてもよかったんだけど、そういう子なんか苦手でさ。

柔     そりゃ中の人のスキル不足だね。しょうがないね。ところで、やっぱりその…突っ込みを入れさせておくれよ。

クマちゃん なんだい?

柔     ウサギ+ネコ+イヌ+人ってのはちょっとやりすぎじゃない?混種にも程があるでしょう?

クマちゃん 可愛いとか言われそうな属性を全部突っ込んでみたんだけど…。

柔     何でも詰め込めばいいってもんでもないでしょ。混ぜるな危険。

クマちゃん ちなみに語尾はニャンワンピョンとかピョンニャンワンとかだよ。

柔     定まって無いのかよってか混じってる物全部言うのかよきめぇわ!

クマちゃん きめぇとは失礼な!モエーだろモエー!


A13

クマちゃん お次はガモーちゃん。サキュパス?サキュバス?まぁどっちでもいいか魔物の女の子だよ!

柔     なんか色々と見たことない用語が飛び交ってたけど…。

クマちゃん あぁ反転魔法?思いつきで適当に使ってみた。魔法が裏返る!ってやつ?

柔     なんかスギル君が一方的に何かされたけど、勝手に自滅して仲間になった…ってことでいいのかな?

クマちゃん そういうことでいいよぉ!

クマちゃん ここ最近は魔物娘ってのも中々需要高いしさ、こういうのもちょいちょい足していくといいかなってね。

柔     俺が知ってる魔物娘は人型に羽が生えた程度じゃなくて、とぐろ巻いてたりケンタウロスだったりしてるけどね…。

クマちゃん うーん…それちょっと考えるのめんどいなぁ…

柔     …じゃあこのままでいいよもう…。


A14

クマちゃん あああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!

柔     なんだよいきなりビビらせんなよ!!!!

クマちゃん マジでしくじったどうしよう!?

柔     何がよ?別に仲間は順調に増えてるしスギル君は無双状態を維持してるぞ?

クマちゃん 仲間をさ、入れる場面がなくなった…。

柔     仲間…あぁ、さっき二人入れたから、後一人か。

柔     でも一人ならもういいんじゃない?スギル君合せて5人ってのでもまとまり良いと思うけど…。

クマちゃん っかーわかってないんだからこれだからトーシロウは!

クマちゃん 仲間は5人こりゃぁビタ一文まけらんねぇ!

柔     でも君の中ではもう仲間を増やすタイミングがないんだろ?どうすんのさ。

クマちゃん ぬぬぬぬぬ!!!スギルよ!どうにかして仲間を増やすんじゃああああああああ!!!!


A15

クマちゃん いやー危なかった…間一髪だったね。

柔     お前何してんの…え、ちょっと本当に何したん?

クマちゃん いや、仲間増やしてん。

柔     いやじゃないが。なんかスギル君確実に頭のおかしい人じゃんこれ!

クマちゃん 仲間の為には致し方ないよ…。

柔     残念そうにいってんじゃねーよアホかお前は!

柔     強引に解釈すると、声をかけた子を魅了して仲間にした…ってこと?

クマちゃん そうみたいだね。神の力って、スゲー

柔     え、この子の名前とかは?魔法少女って表記しかされてないんだけど?

クマちゃん 名前?面倒だな…じゃあ次までに考えとくよ。

柔     この話中は謎の魔法少女って呼ばれ続けんの!?事前に考えておいてやれよ!

クマちゃん ん…。追々考えとくね?追々。

柔     なんか段々雲行きが怪しくなってきたぞ。


A16

柔     ヤンニョムチキンってこれ韓国料理?

クマちゃん うん、そうだよ。양념치킨だよ。

柔     いやハングルで言われても読めないし、なんならこの料理についてもわかんないんだけど…。

柔     てかまた随分唐突だな。どういう意図があっていきなり出てくるんだよ。ってか何料理だよ。

クマちゃん 韓国っつったら鳥肉のなんか…唐揚げの甘辛煮?みたいな?

柔     お前知らないのかよ!

クマちゃん あれだろ?向こうの大卒は、でかい企業に入るか唐揚げ店やるか死ぬかみたいな感じなんでしょ?

柔     いやそれは知らないけど…。ってかこれなんでいきなりぶち込んできたの?

クマちゃん これには深い理由があるのよ。

柔     どうせクッソくだらないだろうけど聞いてあげるよ。言ってみ?

クマちゃん これがもしアニメになったとするだろ?その時に外注を韓国に出すことになるわけよ?

柔     …まぁもうちょっと続けて。

クマちゃん そん時に料理が原作と違う!サムゲタンになってる!?みたいなことががサムタイム時々ある訳よ。

柔     ………。

クマちゃん だから先手を打って韓国料理をぶち込んでおけば原作と同じだから!ってなって原作勢万歳!外注先万歳!

クマちゃん もしかしたらテレビ局にも褒められるかも!?あの人達韓国押しだもんね!ウインーウインってやつだよね。

柔     …。

クマちゃん それに在日やら韓国人やら兄の国の人達にも媚びを売れるってわけ。これでジャパンだけじゃなくてコリアからもお金を巻き上げられる!

柔     それ絶対うまくいかないよ。

クマちゃん 新大久保に住んでいる人達に見せたいアニメナンバーワンを目指そう!

柔     燃え上がる姿がありありと見えるけど…。

クマちゃん ちなみにこうすることで日本を愛する心を持つ人々も集まってきて戦争が起き、さらなる売上も見込めるかも…グフフフ!

柔         。

クマちゃん 昔から戦争ってお金になるんやなぁ~。


A17

クマちゃん いやーやっとクライマックスまできたよー

柔     …っは!ちょっとくまちゃんの馬鹿さ加減に気絶してたよ。

柔     って!いや!その前にちょっと!ちょっと!

クマちゃん なにさ?

柔     なんか古典的ラブコメ始まったと思ったらいきなり…なにこれ?

クマちゃん あぁそれはギブアップ宣言だよ。

柔     え

クマちゃん いやー流石にさーなんての?官能小説モドキはかけないなってなってさ。

クマちゃん とはいえ、そういうラブラブイチャイチャってのは必須事項だろう?

クマちゃん 困っちゃってさ…緊急回避的にやってみた。

柔     こういう場面は苦手だから書かない!ってのってどうなの?

柔     書けないなら書けないなりのアプローチとか、そういう努力をするべ…

クマちゃん うるせぇ!

柔     イタァイ!

クマちゃん 僕は小説家でもライターでもないからいいんだ!

柔     威張ることじゃねーよもぅ…。


A18

柔     おおとうとう訳がわからなくなってきたぞ!

クマちゃん ワハハハハハ!

柔     笑いゴトじゃねーよなんだよこれ!約束勝利剣ってなんだよ!これもう隠す気もないパクリじゃん!!!!

クマちゃん 完全勝利約束剣ね。約束勝利剣はパクリだから。運命警察に襲われちゃうよ。

柔     どっちだろうがゆるされねーよ!バカなんじゃないの!?

クマちゃん なんだいなんだいバカとは失敬な!あれかい?向こうはパクってよくてこっちはダメってことかい!

柔     いやどっちもダメだろ!

クマちゃん じゃあオマージュだ!そういうことにしよう。

柔     オマージュならいいんかい。

クマちゃん ってかさ、オマージュやらパクリやらもいい加減なんかしょうもないよねぇ。

柔     いやぁしょうもなくないから炎上したりするんじゃない?

クマちゃん ぶっちゃけ毎年毎月新しいファンタジーやらなんやらが生まれてるってのにだ。そんなみたこともない完全オリジナルを云々っつっても

クマちゃん 必ずどこかで見たような話になっちゃうでしょ。

柔     うーん…。

クマちゃん それにあんまり斬新スギル君な物を出してもそれはそれで視聴者置いてきぼりだしさ。

柔     かといってそんな開き直り方されてもさぁ…。

クマちゃん んで今度はこれはパクリか?オマージュか?みたいな言葉遊びが始まるわけよ。

クマちゃん 面白ければオマージュでつまんなかったらパクリじゃん?みたいな。

柔     まぁ良く見かけるけどさ…。

クマちゃん そんな個人ごとに違うであろう面白さの物差しで話ををされても困る訳よ。

クマちゃん だから考えたんだけど、パクリ先に訴訟を起こされたらダメってことにしないか?

柔     訴訟て…。

クマちゃん 国に駄目だよって言われたら駄目でいいじゃん。

柔     いやそこまで大事にしちゃうの?そこは怒られたらでいいじゃん。

クマちゃん 怒るっつってもガチで怒ったらやっぱり訴訟じゃん?

クマちゃん どっかのほら…ストリートなんちゃらをネタにしたら訴訟沙汰になっちゃったりね?

柔     そういやそんなことあったねぇ。

クマちゃん 大体怒ってるっつっても本気じゃなくてさ、なんかこう…『^^;』みたいな顔文字で言われるじゃん大体はさ。

柔     困っちゃいますよね^^; みたいな。そういうパターン多いよね。

クマちゃん 実際はがちゃがちゃ煩いのの相手するのが面倒だからとりあえずお茶を濁すために言ってんのがほとんどだ。

柔     はい炎上。

クマちゃん それにぱくられるってのは嬉しいことよ!

柔     そうかい?

クマちゃん 面白いとか凄い作品だからパクるわけでさ、そんなそんじょそこらに転がってる有象無象なんてパクられないじゃん。

柔     炎上不可避。

クマちゃん ってことでもうちょっと言いたいことあるけど、エクスカリハーはアーサー王からパクリまーす。


A19

クマちゃん よっしゃ!遂に見せ場がやってきましたよ!

柔     結局僕がしたことってレバーの上げ下げだけじゃない?

クマちゃん それが大事なんだよなぁ…?

柔     しかも全部くまちゃんの指示通りじゃん?

クマちゃん まぁあれだよ。チュートリアル?みたいな?

柔     んー…なんか納得できないなぁ…。

クマちゃん 今時のソシャゲは一通り操作がわかるまで全自動で進めてくれたりするわけよ。

柔     ソシャゲと一緒にされてもなぁ…。

クマちゃん んじゃそろそろ最後の一撃ババっと決めちゃおう!

柔     今度はどのレバーっすか先輩?

クマちゃん やっぱり最後はド派手に決めたいわけよ!

クマちゃん 力こそパワー!スーパーデストロイ!その攻撃力レバーをマーーーックス!

柔     レバー最大まであげちゃっていいの?まぁいいか、上げまーす。


A20

柔     ちょっと!ちょっと!!!!真っ白になっちゃったよ!?

クマちゃん あー…ちょっとあれだ、ミスったねこれは。

クマちゃん 威力強すぎちゃった…

柔     おいいいいいいいいいいこれどうすんだよ!ってか真っ白の状態から戻んないから現状が全く分からんだけど!

クマちゃん んー…収まるまで待つしか…。お、そろそろ晴れるんじゃね?

柔     ホントだ…。


柔     あーあ…完全にこれやり過ぎたパターンじゃん…。

クマちゃん ワハハハハハ!

柔     もうだって町とか山とか平地とか森とか全部消し飛んでんじゃん。

柔     山があった場所とか穴あいちゃってるよ。凸だったのが凹だよ。

柔     マイクラでももう少しマシな状況になってるだろうに…。

クマちゃん クククク…ヒィー腹が痛い…!

柔     サイコパス野郎かお前は!

クマちゃん いやぁまさか…ここまで威力出るとは思わなくて…クククク…!

柔     ってかスギル君自身がある程度威力とかって制御できんじゃないの!?

クマちゃん そうなんだけどね、制御しなかったんだね!

柔     スギル君もサイコパス野郎じゃん!


柔     とりあえず…どうしよう、町の人とかは…

クマちゃん 殆ど死んだんじゃない?あ、しぶといな町長だけ生きてるよ。

柔     もう町が無いから町長と呼べるんだろうか…。そういえば仲間!仲間は無事なの?!

クマちゃん ステータス画面見てみようか。

柔     そんな機能あったの?あー一人死んじゃってるね。

クマちゃん 3人無事なのが奇跡だね。一人は焼死体になって…あ、あそこにいた!

柔     指さすなよ…。てか後一人足らなくない?

クマちゃん んー…ステータス画面にいないから、多分これはロストしたね。

柔     ロストってあれかい?某王道RPGで起きちゃうあれ?…ちなみに誰?

クマちゃん 魔女っ子。名前つける手間が省けてよかったー!

クマちゃん ちなみに焼死体になってんのはシスヤちゃんだね。

柔     町長、町も娘も住民も家も全て無くしたのか…。

クマちゃん なんだか気の毒、だね…。

柔     原因はオマエにもあるんだぞ?忘れるなよ?


A21

柔     そりゃこの状況じゃ神っつっても邪神を疑うよな…。

クマちゃん この場合の神ってのは僕たちの事になるのかな?

柔     うん間違いなく君だよ。邪神は。

クマちゃん 酷いなぁ頑張ってそれらしく導いたのに。

柔     スギル君はまぁいいけどさ、町長はもう酷いもんだよ。

柔     きっと今アドレナリンとか出てるからこうだけど、後で冷静になって自殺とか考えちゃうやつだよ…。

クマちゃん ま、スギル君の活躍の糧となって消えてもらお?

柔     血も涙もねぇな。


A22

クマちゃん いやーおわったー大団円だったねー!

柔     んー…。

クマちゃん 何か気になる点、ございました?

柔     スギル君はその…仲間が消えたこと忘れてる?

クマちゃん スギル君はほら、今を生きている子だからね。さとったりゆとったりしてるとそういう感覚が薄くなっちゃうんだねぇ。

柔     もう人の心を持ってるのか甚だ疑問だよ。

クマちゃん それに最後に琵琶湖も回収して丁度滋賀っぽくなったんじゃない?

柔     もしかして全力で攻撃させたのってこれがしたかっただけなんじゃ…。



おわり。


クマちゃん いやーこんな感じでどうかな?

柔     どうかなって…いいと思ってんの?

柔     いや、序盤はまぁまだ…なろうっぽい…のかなって思ったけどさ、

柔     最後はもう完全にバイオレンスサイコホラーだったよ。

クマちゃん 柔男君がレバー操作ミスっちゃったからなぁ…

柔     僕のせいにする!?くまちゃんがレバー操作とかそういうの教えないからだよ!

柔     どうせまだ隠れた機能とかあるんでしょ!

クマちゃん んー…うん?どうかなぁ…?

柔     やっぱりなんかあるじゃん…。

柔     ってかさ、やっぱり僕向いてないんじゃないかなぁ…。

クマちゃん いやいやいや中々ウマかったよ!僕じゃこうはいかないなぁ~?

柔     全く褒められてないのはよくわかったけど、これからどうすんの。

クマちゃん とりあえず今日は疲れたからおわーり。

柔     今日はってことはこれからも続けんの?

クマちゃん それなんだけどさ、結構疲れちゃったからどうしようかなぁ…。

柔     そんないい加減な!

クマちゃん 思い付きだったからねぇ…。

柔     付き合わされる僕の身にもなっておくれよ…。

クマちゃん それにさ、売れるようにするにはさ、挿絵とかも必要らしいんだよね…。

柔     え、挿絵!?それって…どうすんのよ…。

クマちゃん どうするも何も…。柔男君が描くのかなぁ?

柔     お断りだよ?言っとくけど。さらっと僕にやらせようとしてるけどもだ。

クマちゃん まぁそういうのも続けるなら必要かもってことだよ。

クマちゃん はぁーアニメ化しないかなぁ…。

柔     まずこんな出来じゃならないし、書籍化とかそっちのが先でしょうよ…。いや、やっぱりならないって!

クマちゃん お金に貪欲な企業がいいなぁ…っていうとやっぱりカド○ワさんとかかな?

柔おい!

クマちゃん あれだろ?原作者が口出しするのはちょっと…っていうんだろ?いいよいいよ口出さないし。

クマちゃん ただお金の最大化とワケマエがもらえればいいわけだ。そこをケチる企業はちょっと資本主義社会にはね…?

柔     資本主義ってかくまちゃん主義ってことでしょ…。

クマちゃん 3Dアニメで低予算でいいんだよ!あ、そのあたりは逆に今シビアな問題かな?!

柔     低予算だからどうにかとかそういう問題じゃないし、獣アニメの話はするなっての!

クマちゃん でもあそこの企業、権利をめぐってゴタゴタするんだっけ?それは怖いなーとづまりしとこ。

柔     もうフォロー入れるのも疲れたよ…。


柔     ってかマジでこれからどうすんの?

クマちゃん んー…とりあえず話は少し考えてあるんだけどさ、お金にならないならこれ以上続けてもね…。

柔     じゃあやめるの?

クマちゃん そんないきなりお金にはならないでしょうなぁ。それぐらいはわかってるさー

クマちゃん だからとりあえずそこそこの人が見てくれるか、そこそこコメントがつくようなら続けようかなぁ。

柔     また随分他人任せだな。

クマちゃん ってことで皆の視聴数とコメント次第で続けるかどうか決めるよ!

クマちゃん さぁみんな!この…なんだっけ?なろう小説を周りに広めてね!!!!!

柔     僕はどっちでもいいよ…。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ