表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
孤独と闇と希望と  作者: 普通人
第一章 動き出す日常
4/90

1話 人が支配する大陸

 九年前、大陸全土を巻き込む戦争があった。

 

 ある者は地位や金のために。

 ある者は正義と愛国心のために。

 ある者は愛する者の未来のために。

 ある者は己の戦闘意欲を満たすために。


 さまざまな思いが交錯したこの戦争は、当時人口約三十億人の大陸から、半分以上の人間の命を奪い去った。


 東のカルディナ王国。

 北のセレス王国。

 南のシウルリウス王国。

 西のウォーラルト王国。


 これら大陸の四大王国はこの大戦を悔い、二度とこの惨劇を起こさないよう四国同盟を結ぶと、大国、小国から集めた十三人の最も優れた武人、魔道士から成る中立の《組織》を結成。

 条約を破れば《組織》の人間が制裁を与えるという仕組みを作り上げた。

 この《組織》の下、各国は争いもなく、九年間で急成長を遂げた。

 未だ戦争の傷が残る中、人々は死んでいった仲間のため、あるいは自分の明日のため、少しずつ立ち直っていった。

 各国間の貿易も盛んになり、大陸は平和に包まれた。

 ……あくまで表面上の話だが。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ