プロローグ
初投稿です。
初めて小説を書くので、どうか温かく見守っていただければ幸いです。
青春ラブコメはいいぞ。
ちなつちゃん。ちなつちゃんってば!
なんだよ。
ねえねえ。ちなつちゃんは、ゆうとのこと、すき?
うん!あたし、ゆうとのことすき!
やだ!わたしがゆうとのことすきなの!
で、でも。あたしも……!
じゃあ、しょうぶしよ!もし、わたしがかったら……
♢♢♢
「千夏?」
「……んあ?」
横から聞こえてきた声により、意識がはっきりとしてくる。いつの間にか眠っていたようだ。
窓から差し込む光は、記憶よりも少しだけオレンジ色になっていた。
黒板には先ほどまで何かの文字が書かれていた気がするが、今は消されていて何も書かれていない。
最後に記憶にある授業は何だったか。もはやそれすら曖昧だ。
「千夏、もう下校時刻だぜ」
「あー……。悪いな、結翔」
「ま、何とか高校も受かったし。寝ても良いけど、程々にな」
「その節はお世話になりました。間違いなく、高校でも世話になるけどな」
あたしが勉強方面では全く戦力にならないことを知っている幼馴染は、その言葉に苦笑いを浮かべていた。
冗談でも何でもなく、テスト前に面倒を見てもらわなければ卒業が危ういだろう。
それにしても、ずいぶんと懐かしい夢を見た。
遠い記憶。苦い思い出。
あの日の決着は、今も……。
「何浸ってんだよ、千夏!帰ろうぜ」
「……ああ」
いつか、この気持ちにも整理がつくのだろうか。




