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タイトル未定2024/11/21 12:07
「あー、昨日の?」
そういえばじとーっとした目つきでコクコク頷く。
やばい、ろくに萌姫先生の話を聞いてなかったから名前すら知らない。
だらだらと冷や汗を流しつつ、
「いや、まさかと思って!あは!あはははは……」
言い訳を試みるも「ばか」と一言言われて立ち去られてしまった。
「あー」
「あー」
くそ、後ろでカラスの泣き真似してる女子2人を苛立ちながら見る。
「いじわるめ」
「お互い様〜」
「さまー。いいの?ほっといて」
「よくないよなぁ……。着いてき」
「さぁ!帰ろう!陽葵!」
「帰りましょう!朱里ちゃん!」
「くそぉ、薄情者め〜!!」
恨みの籠った言葉は見事にスルーされ本当に帰りやがった。
2割位アイツらが悪いだろと思い、渋々追いかける。
「あー、どこ行った?」
 




