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  作者: 新規四季
2/10

タイトル未定2024/11/14 16:59

「買って、くれないの?」

「うっ……」


言葉に詰まる。

よく見れば、店番の子はかなり幼く見える。とは言っても高校生くらい。


黒髪ロングで、つり目気味。

凛々しい印象を本来受ける子なのだろう。

今現在はヘニョヘニョしているが。


「はぁ、これじゃあ宣伝にもならない」

「あの」

「なあに」


これくださいと言おうとして固まる。

珈琲800円。


「え、高くね!?」

「適正価格です!なんなら安いんだから!」

「珈琲だろ?」

「いい豆を使ってるのに〜」


「……分かった。分かったから、そんな目で見るな。1杯買ってあげるから」

「えへへ、ありがとうございます!」



パッと明るい表情になり、ネジを巻ききった人形のようにテキパキ動き始める。


「へー、ポットとかに保存してる訳じゃないんだ」

「しっかり、注文があってから入れるわ。見てみる?」

「うーん、なら折角だし」


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