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  作者: 新規四季
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タイトル未定2024/11/14 12:08

俺は衝撃的な出会いには理解しかねる。

音楽、芸術、グルメ、エトセトラ。


わずか数十年の人生は、薄っぺらいと言わざるを得なかった。


彼女と出会うまでは。




高校も残すところあと1年。

3度目の桜は見慣れてしまったようで感動も何も無かった。


こんなものか。

クラスが変わればその場では喋る子もいる。それだけで。



そういえば、結局1度も行かなかった「桜祭り」が春にはあった。


一人で行くのもなぁと思っていたけど、1年後どうなってるか想像もしたくなくって現実逃避気味に学校終わりに寄ってみる。




同じく学校終わりの子も、俺よりも年上でけど、社会人って感じじゃない人も居る。



「思ったより人が多いな」



近くには広い公園がある。そこでレジャーシートを敷いて花見をしてる人がいっぱいいて、少し羨ましく思う。


季節の巡り合わせや、行楽を行えていてなんというか、人って感じがする。


じゃあ、俺な何かとなるけれど、何物でもないのだろう。



どこの出店も人は居るものなのに、誰も並んでいない場所があって、逆に気になるなと思い、寄ってみる。



「あ、お、お客さんだぁ……」


なんだろうか、砂漠で1週間ぐらいさまよった末に人を見つけたような反応だった。


「えっと」


何を売ってるか見ずに来てしまった。

慌てて看板やメニュー表を見れば、


「珈琲?」

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