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Chit-Chat! 5

2021年5月のツイートをまとめた、短いトーク集です。

時事ネタや場所などの固有名詞、小説本編とは矛盾する内容もあります。

実際にあるようなないような、曖昧な設定でお楽しみください。

また、画像がないと意味がわからないものもあります。


※ひとまず「5」まで公開したので、次回から本編に戻ります!


  1


涼夏「私たちの帰宅は、どこに行き着くんだろう」

千紗都「家じゃない?」

絢音「ぷっ! あはははっ!」

涼夏「そういうことじゃないの」

千紗都「まあ、そうだね」

涼夏「いかに家に帰らないか!」

千紗都「家に帰らない帰宅。哲学的な話をしてる?」

涼夏「してない!」

絢音「面白いなぁ」


  2


涼夏「花畑で千紗都の写真撮りまくる!」

千紗都「二人で写ろうよ」

涼夏「そんな。千紗都の隣なんて、私には畏れ多い」

千紗都「学校一の美少女の自覚を持って」

涼夏「学年一から学校一にランクアップしてるぞ?」

千紗都「おめでとう」


  3


千紗都「はぁ、奈都……」

奈都「何? 何? どうしたの?」

千紗都「奈都……奈都の葉脈……」

奈都「えっ? ようみゃく? 葉脈?」

千紗都「奈都の葉脈を感じる……」

奈都「どうしたの? いつも以上に変だよ?」

千紗都「いつも変じゃないから」

奈都「ううん。いつも変だよ?」

千紗都「違うし」


  4


千紗都「……」

奈都「何? また変なこと考えてる?」

千紗都「またって何? キスしたいなって思っただけ」

奈都「えっ、キス? う、うん。いいよ?」

千紗都「そんな気分じゃなくなった」

奈都「待って。私が悪かったから」

千紗都「謝り方がテキトーじゃない?」

奈都「そこまで言われること?」


  5


千紗都「私は平凡な人間だ」

奈都「私もだよ」

千紗都「知ってる」

奈都「えー……」

千紗都「奈都が平凡かどうかと、私が平凡なのは、何も関係がない」

奈都「チサの性格がどんどん悪くなってく」

千紗都「そんなことないから! 性格しか取り柄がない!」

奈都「それは、新手の冗談?」


  6


奈都「生き別れた双子の妹を探す旅に出る」

千紗都「……」

涼夏「ナッちゃん、双子だったの?」

千紗都「そんなわけないでしょ? そっとしておいてあげて」

奈都「ひどくない!?」

千紗都「続けて」

奈都「妹は神奈川にいるらしい」

千紗都「ガバガバな設定」

涼夏「勢いはあるね」

奈都「もうっ!」


  7


涼夏「特別が当たり前になっていく中で、私たちは絶えず特別を追い求めなくちゃいけない!」

千紗都「まあ、うん」

涼夏「何かない?」

千紗都「潮干狩りとか」

涼夏「なんでそこで潮干狩り? どっから出てきた?」

千紗都「なんとなく」

涼夏「千紗都、可愛いな。キスしていい?」

千紗都「うん」


  8


涼夏「胃の中に赤ちゃんがいます」

千紗都「いないから! 怖いから!」

涼夏「千紗都、反応がいいね」

千紗都「涼夏が変なこと言うから」

涼夏「私の今日の朝ご飯、何か聞きたい?」

千紗都「怖いからいい」

涼夏「ヒントは、胃の中に……」

千紗都「いいって!」


  9


千紗都「母の日だから、私たちのMotherである涼夏を拝もう」

絢音「涼夏様、涼夏様……」

涼夏「いつから私はMotherになったんだ?」

千紗都「ご飯作ってくれるし」

絢音「うん」

涼夏「ご飯は作る。元料理部だし。だけど、別に他の家事は得意でも好きでもないぞ?」

千紗都「頑張って!」


  10


千紗都「おはよー」

奈都「おはよ!」

千紗都「奈都は朝から元気だよね」

奈都「チサと会えるし」

千紗都「つまり、私のおかげ」

奈都「まあ、そうかな?」

千紗都「もっと感謝すべきじゃない?」

奈都「それは、どうだろう」

千紗都「絶対そうだって」


  11


奈都「リボ払いって知ってる?」

千紗都「聞いたことはある」

奈都「どれだけ買っても、毎月支払う金額は同じなんだって」

千紗都「いいね。たくさん買わなきゃ」

奈都「チサ……」

千紗都「待って。どんな反応を期待してたの?」

奈都「何か、私には思い付かないような」

千紗都「無茶言わないで」


  12


千紗都「レンコンに穴を空けて、残った部分はどうしてるの?」

涼夏「さぁ。スーパーに並ぶ頃にはもう、穴が空いてるから」

千紗都「掘った人が空けてるの?」

涼夏「別の職人だよ」

千紗都「掘った人は、穴の空いてないレンコンが食べれるね」

涼夏「法律違反だけどね」

千紗都「そうだった」


  13


涼夏「お待たせー」

千紗都「えっ? 何そのTシャツ」

涼夏「可愛かろ?」

千紗都「なんで絵はカニなのに、LOBSTERって書いてあるの?」

涼夏「そういうデザインでしょ」

千紗都「そこに惹かれたの?」

涼夏「カニが可愛かったのが一番だね」

千紗都「そっかー。そうなんだ」

涼夏「可愛かろ?」


  14


奈都「チサが私をオタクいじりする」

絢音「愛だね」

奈都「愛なの?」

絢音「うん。さすが正妻」

奈都「そっか」

絢音「私もそれなりにオタク寄りだけど、全然いじられない」

奈都「……本当に愛かな?」

絢音「愛だよ。絶対に。間違いない!」

奈都「急に信憑性が薄れた気がする」


  15


千紗都「可愛くない人は涼夏ではない」

涼夏「なんだ? どうした?」

千紗都「対偶を取ってみた」

涼夏「そうなんだ」

千紗都「いつも涼夏可愛いじゃ、飽きるでしょ?」

涼夏「別に飽きないから、それでいいよ?」

千紗都「遠回しブーム」

涼夏「嫌な流れが来たなぁ」


  16


奈都「んー」

千紗都「どうしたの?」

奈都「何か面白いこと言おうと思ったけど、忘れちゃった」

千紗都「それは本当に面白いことだった?」

奈都「うん」

千紗都「私にも楽しめそうだった? 奈都だけが面白いネタじゃなかった?」

奈都「大丈夫」

千紗都「強気だ」


  17


千紗都「涼夏を抱いて寝たい」

涼夏「どうしたの? 千紗都がそんなこと言うなんて」

千紗都「あったかくて抱き心地がいい」

涼夏「興奮する?」

千紗都「興奮はしないけど」

涼夏「私は興奮する」

千紗都「聞いてないから」


  18


千紗都「オリンピックの五輪って何を表してるんだろ」

絢音「五大陸だよ」

千紗都「そうなの? 絢音、なんでも知ってるね」

絢音「知らないこともある」

千紗都「日本一短い川は?」

絢音「ぶつぶつ川でしょ?」

千紗都「……」

絢音「待って。今のは有名だよね?」


  19


奈都「頑張っても今いる街から出られないってことがよくあるじゃん?」

千紗都「そうなの?」

奈都「私たちがもし隣の県に行けなかったら、それはどういう理由によるものだろう」

千紗都「空気の成分とか」

奈都「……」

千紗都「何?」

奈都「チサが私の相手をしてくれた!」

千紗都「いつもしてる」


  20


奈都「15万円送られて来ないかなぁ」

千紗都「15万円あったら何に使う?」

奈都「微妙な額だよね。旅行かな。チサは?」

千紗都「服とコスメ」

奈都「今、分断を感じた。チサって、すごく普通の女の子な時があるよね」

千紗都「いつも普通の女だと思うけど」

奈都「そんなことはないよ?」


  21


奈都「力ガ欲シイカ……?」

千紗都「ぷっ! 面白い」

奈都「珍しくウケた」

千紗都「いや、いつも面白いと思って眺めてるよ?」

奈都「眺めずにノッてきて」

千紗都「それは難しいね」

奈都「それで、力は欲しい?」

千紗都「別に」


  22


千紗都「眠い……」

絢音「眠たい千紗都も可愛いね」

千紗都「絢音の膝枕で寝たい」

絢音「いつでも提供するよ」

千紗都「ちょっと肉付きが足りないか」

絢音「食べてるんだけどねぇ」

千紗都「太ったら起こして」

絢音「太りたくはないかな」

千紗都「すやすや」

絢音「太ったから起きてー」


  23


千紗都「絢音は細いし、奈都は筋肉あるし、涼夏の圧巻の抱き心地と、膝枕適性」

絢音「涼夏の抱き心地がいいのは認める。勝てない戦い」

涼夏「褒められてる?」

千紗都「うん。最上級の賛辞」

涼夏「千紗都が一番だと思う」

絢音「涼夏には悪いけど、私もそう思ってる」

千紗都「自分は抱けないから」


  24


千紗都「奈都と過ごす奈都休み」

奈都「うん」

千紗都「面白くない?」

奈都「えっ? あー、全然面白くないけど、チサ楽しそうだし、乗った方がいいかな」

千紗都「モノローグっぽく喋らないで」

奈都「面白いよ」

千紗都「今、全然面白くないって」

奈都「心の中を読まないで」

千紗都「口に出てた」


  25


涼夏「ずっと遊んで暮らしたい」

千紗都「私みたいなこと言い出したね」

涼夏「自分で言うんだ」

千紗都「涼夏って、すごく真面目でしっかりしてるイメージがある」

涼夏「私も千紗都にそういうイメージがあるけど」

千紗都「大丈夫? 人を見る目が無さ過ぎじゃない?」

涼夏「自分で言うんだ……」


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