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Chit-Chat! 2

2021年3月のツイートをまとめた、短いトーク集です。

時事ネタや場所などの固有名詞、小説本編とは矛盾する内容もあります。

実際にあるようなないような、曖昧な設定でお楽しみください。

また、画像がないと意味がわからないものもあります。


  1


涼夏「迫力の大画面で千紗都を楽しみたい」

千紗都「まったく意味がわからないんだけど」

涼夏「高解像度で写真を撮って、バーンって!」

千紗都「恥ずかしいからやめて。アップに耐えられる顔じゃない」

涼夏「何を言ってるんだ?」

千紗都「タブレットの壁紙、涼夏にしようかなぁ。可愛いし」


  2


涼夏「ホームドアに挟まれた千紗都を助けたい」

千紗都「私、どうして挟まれたの?」

涼夏「ウミガメのスープみたいだな」

千紗都「私は急いでいましたか?」

涼夏「はい」

千紗都「ベルは鳴っていましたか?」

涼夏「はい」

千紗都「難しい理由は何一つ無さそう」

涼夏「だね」


  3


涼夏「……」

千紗都「どうしたの?」

涼夏「カレーの強さについて考えてた」

千紗都「えっ? 私見ながら?」

涼夏「千紗都はカレーの具は何が好き?」

千紗都「ジャガイモかなぁ。ジャガバタ美味しいよね」

涼夏「ジャガバタをカレーに入れるの?」

千紗都「入れないけど」

涼夏「ん? 何の話だ?」


  4


涼夏「ちなみに、ベーシックな話はしてない。どのカレーにも入る具の話じゃなくて」

千紗都「トッピング的な?」

涼夏「それ」

千紗都「ハンバーグかなぁ」

涼夏「お子様な千紗都可愛い」

千紗都「ハンバーグは大人も好きでしょ」

涼夏「そういう意味じゃない」

千紗都「んん? どういう意味?」


  5


千紗都「ポテト美味しい」

絢音「マックの女子高生っていうのは、実在しない存在の代名詞なんだよ」

千紗都「じゃあ、私たちは何?」

絢音「哲学だね。私たちの会話を、隣の人が、マックで隣の女子高生がこう話してたって言っても、それは嘘になる」

千紗都「つまり、私たちは何を言ってもいい」


  6


奈都「私、時間を止めれるんだよ」

千紗都「……」

奈都「まあ、チサも止まってるから、止めれる証明はできないけど」

千紗都「ちょっと時間を止めて、私の背中に回ってもらえる?」

奈都「……」

千紗都「どうぞ」

奈都「ちょっと考えさせて」

千紗都「何を?」


  7


奈都「私、異世界から転生してきて、帰れなくなったんだよね」

千紗都「……」

奈都「その目やめて」

千紗都「変な子だなって。いい意味で」

奈都「絶対良くないでしょ!」

千紗都「異世界の暮らしはどうだった?」

奈都「こっちが異世界だから」

千紗都「……」

奈都「その目やめてって」


  8


千紗都「涼夏も絢音も奈都も、みんな個性的だ。キャラが強い」

涼夏「付き合いが長くなると、それぞれの個性が見えてくるよね」

千紗都「それに比べて、私のキャラの薄さ……」

涼夏「えっ……?」

千紗都「少しくらい、個性が欲しいかもしれない」

涼夏「何を言ってるの?」

千紗都「えっ?」


  9


千紗都「奈都もかなり個性的じゃん? 私と違って」

奈都「チサとは違う個性なのは認めるけど」

千紗都「そういう意味じゃなくて。私はキャラが薄い」

奈都「そうかなぁ。私こそ、量産型のオタクって感じだけど」

千紗都「オタクってだけで個性的だから!」

奈都「チサ、オタクに恨みでもあるの?」


  10


奈都「チサはまず、学年で一番美人」

千紗都「それは涼夏でしょ」

奈都「あの子は元気で可愛い枠。チサは大人しい美人枠」

千紗都「今、暗いって言った?」

奈都「言ってないから!」

千紗都「奈都の好みの顔立ちなのはわかった」

奈都「あと、言動が面白い」

千紗都「それは普通」

奈都「違うね」


  11


千紗都「個性を探しに旅に出よう」

絢音「そういう発言が個性的だと思うよ?」

千紗都「何かない?」

絢音「とんでもなく可愛い。手の平サイズの千紗都を、部屋で飼いたい」

千紗都「帰宅部の中で、絢音が飛び抜けておかしいのはわかった」

絢音「ありがとう」

千紗都「まったく褒めてないから!」


  12


千紗都「赤の交響曲」

涼夏「あれはひのとり」

千紗都「青の交響曲」

涼夏「それはしまかぜ」

千紗都「別の電車だから!」

涼夏「なんだっけ、それ」

千紗都「上質に乗って、奈良の懐へ」

涼夏「マンションポエムか?」

千紗都「キャッチフレーズって言って」

涼夏「奈良の電車など知らん」


  13


涼夏「車両の詰まり具合がハンパない」

絢音「空港閉鎖中の空みたいだね」

涼夏「飛行機が渋滞するの?」

絢音「そう」

涼夏「えっ? 大丈夫なの? 燃料とか」

絢音「何機か落ちる」

涼夏「怖い。私、飛行機乗らない」

絢音「電車は地に足がついてるから安心」

涼夏「飛行機怖い」

絢音「よしよし」


  14


千紗都「だんだん混沌と化してきた」

涼夏「飛行機も渋滞するんだって」

千紗都「うん」

涼夏「燃料が足りなくなった飛行機から順に落ちるって」

千紗都「それは怖いね」

涼夏「冗談だと思ってるでしょ!」

千紗都「うん」

涼夏「私も思ってる」

千紗都「これ、都会だともっと列車が詰まるんだろうね」


  15


涼夏「千紗都のぬいぐるみを編もうかな」

千紗都「くれるの?」

涼夏「欲しいの?」

千紗都「私にくれるぬいぐるみじゃないの?」

涼夏「いや、千紗都のぬいぐるみ。カメのぬいぐるみとかと同じ」

千紗都「それ、どうするの?」

涼夏「抱いて寝る」

千紗都「そうなんだ」


  16


千紗都「何その赤いブレスレット」

涼夏「自作。可愛いでしょ」

千紗都「ひっ! 目がある!」

涼夏「可愛い?」

千紗都「えっ? 全然」

涼夏「これはいのちの輝きなんだよ」

千紗都「何? 涼夏、怖い」

涼夏「千紗都のも作ろうか?」

千紗都「要らない!」

涼夏「可愛いのになぁ」


  17


涼夏「次の一手を考える会を開きます」

千紗都「次の一手って?」

涼夏「帰宅部の明日を考える」

絢音「ちょっとマンネリ化してきたのは否めないね」

涼夏「部長交代!」

千紗都「別にいいけど」

涼夏「もっと誇りを持って!」

千紗都「どっちよ」


  18


絢音「運転免許の問題が話題になってる」

涼夏「へー。どんなの?」

絢音「例えば、お年寄りには親切にした方がいい。○か×か」

涼夏「○でしょ」

絢音「×です。子供にも親切にするべきです」

涼夏「いや、子供に親切にするのと、お年寄りに親切にするのは、別問題でしょ」

絢音「×です」

涼夏「えー」


  19


絢音「日焼けしないために、天気のいい日には日焼け止めクリームを塗るべきである。○か×か」

涼夏「そりゃそうでしょ」

絢音「×です。曇りの日にも塗るべきです」

涼夏「いや、曇りの日にも塗るけど、晴れの日にも塗るでしょ!」

絢音「×です」

涼夏「私、運転免許、取れないわ……」


  20


絢音「じゃあ、運転免許を頑張って取りましょう。雨の日には気を付けて運転すべきである。○か×か」

涼夏「……」

絢音「……」

涼夏「×、かな」

絢音「正解です。晴れの日にも気を付けて運転すべきです」

涼夏「ダメだ。心が痛む。私は今、自分に嘘をついた」

絢音「正解です。合格に近付きましたね」


  21


千紗都「絢音に太ったって言われたし、寝る前にヨガでもしようかなぁ」

涼夏「ヨガ! 千紗都がヨガ! あははっ!」

千紗都「えっ? 何? 似合わない?」

涼夏「ううん。すごく似合う。ヨガとかやりそう。あはははっ!」

千紗都「うわー、すごいバカにされてる感じがする」


  22


涼夏「菜の花を背景に千紗都の写真を撮りまくりたい。そして部屋に飾りたい」

千紗都「涼夏の方が可愛いよ?」

涼夏「自分で自分の写真飾るの?」

千紗都「涼夏クラスの可愛さならありだと思う」

涼夏「私、自分より千紗都の方が好みだから」


  23


涼夏「桜を背景に千紗都の写真を撮りまくりたい。そして部屋に飾りたい」

千紗都「涼夏の方が可愛いよ?」

涼夏「確かに! 私を撮ろう!」

千紗都「うん」

涼夏「冗談だから!」

千紗都「えっ? 今、冗談な部分あった?」

涼夏「あった! いっぱいあった!」


  24


涼夏「絶起」

千紗都「おはよ。絶起って何?」

涼夏「知らん。響きが好き」

千紗都「絶対に起きる、みたいなのかな」

涼夏「絢音先生はまだ寝てる」

絢音「うん」

涼夏「千紗都がチューして起こしてあげる」

千紗都「いや、今起きてたじゃん」

涼夏「そうだった?」


  25


千紗都「絢音ー、朝だよー、ゆさゆさ」

絢音「すやすや」

涼夏「キスしないと起きないって」

千紗都「明らかに起きてたと思うけど」

絢音「すやすや」

千紗都「しょうがない。チュー」

絢音「んー」

千紗都「朝だよ?」

絢音「すやすや」

千紗都「起きないじゃん!」


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