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Chit-Chat! 34

2022年4月のツイートをまとめた、短いトーク集です。

時事ネタや場所などの固有名詞、小説本編とは矛盾する内容もあります。

実際にあるようなないような、曖昧な設定でお楽しみください。

また、画像がないと意味がわからないものもあります。


  1


千紗都「美しい帰宅ってなんだろう」

奈都「この人、また変なこと言い出したよ?」

涼夏「ドアを開けた瞬間の話?」

絢音「歩く姿勢とか」

涼夏「時々空を見上げて微笑む」

千紗都「風に語りかける」

絢音「天気は必要条件?」

奈都「あれ? 私がおかしい感じ……?」


  2


涼夏「完全に春だ」

絢音「桜も散っちゃったしね」

涼夏「チューリップでも見に行く?」

絢音「いいね。私、チューリップ好き」

涼夏「どの辺が?」

絢音「なんか、春って感じがするでしょ?」

涼夏「バラは?」

絢音「バラは別に……」


  3


涼夏「本場のカルボナーラが食べたい」

千紗都「涼夏が本場のカルボナーラ作ってくれるって」

絢音「すごく楽しみ。生きる意味が生まれた」

千紗都「生まれてきた理由がわかった」

涼夏「どっかにないかなぁ」

千紗都「聞いてよ」

涼夏「二人で作って私に食べさせて」

絢音「新しい可能性だね」


  4


涼夏「絢音は、きさらぎ駅って知ってる?」

絢音「静岡にある駅でしょ?」

涼夏「絢音はなんでも知ってるな」

絢音「駅前にあるジビエの店の鹿スープが美味しいんだって」

涼夏「本当に知ってるの?」

絢音「知ってる知ってる。トンネルがあるんだよ」

涼夏「知ってそう」


  5


絢音「このシーズンは、フリマサイトで制服がたくさん出されてる」

千紗都「中古っていう選択肢は考えたことなかったけど、汚れるしありかもね」

絢音「千紗都は純心だね」

千紗都「な、何?」

絢音「相場2万5千円くらいだね」

千紗都「卒業したら売るか」

絢音「私が買うよ」

千紗都「えっ?」


  6


涼夏「青の交響曲アニメ化だって」

千紗都「見間違えじゃない?」

涼夏「四季折々の風景と歴史に触れる大人旅。主人公はこの春社会人になったばかりの女の子」

千紗都「面白そう」

涼夏「そんな折、あをによしが主人公の前に現れる」

千紗都「それは人なの?」

涼夏「主人公を三都に導く刺客だね」


  7


奈都「はぁ。アヤ、いいなぁ」

千紗都「待って。涼夏も奈都も、みんな絢音を好きになる!」

奈都「いや、アヤ、いいじゃん。チサも好きでしょ?」

千紗都「私は入学した日から絢音の魅力に気付いてた!」

奈都「そんな偉そうにされても」

千紗都「奈都には私がいるでしょ?」

奈都「いるかなぁ」


  8


涼夏「桜は完全に散った」

千紗都「夏だね」

涼夏「早いな」

千紗都「ひまわりが散ったら秋」

涼夏「桜みたいに散ってくひまわりを想像したら、まあまあウケた」

千紗都「涼夏の国のひまわりは、ボトッと落ちるの? ツバキみたいに」

涼夏「想像したら、割とホラーだな。そのひまわり」


  9


涼夏「クチナシ」

千紗都「カオナシって言った?」

涼夏「言ってない」

千紗都「これ食うか? 美味いぞ?」

涼夏「無駄に似てる」

絢音「あれはシャクナゲ」

涼夏「違った」

千紗都「モクレンだよ」

涼夏「絢音!」

絢音「私も知らなかった。悪気はなかった」


  10


千紗都「千紗都サブスクリプションが始まります」

奈都「どんなの?」

千紗都「月額500円で、私を甘やかし放題」

奈都「私はいいかな」

千紗都「なんで! 奈都向けなのに」

奈都「コンテンツに魅力を感じなかった」

千紗都「新規プランを考えよう」


  11


奈都「名鉄が謎解きゲームを開催してるって」

千紗都「面白そう! 今度涼夏と絢音と3人でやる!」

奈都「……」

千紗都「冗談だから!」

奈都「泣きそう」

千紗都「今度の週末、一緒にやろうね?」

奈都「あっ、今度の週末は部活の子と遊ぶから」

千紗都「……」


  12


涼夏「風強い」

千紗都「猪谷強美」

涼夏「強そう」

千紗都「キャラが強い」

涼夏「風が涼しい」

千紗都「猪谷涼美」

涼夏「名前に近付いてきた。後1文字」

千紗都「猪谷暑美」

涼夏「絶対言うと思った。期待を裏切らない女だ」

千紗都「精進しないと」


  13


涼夏「今日も終わった! ダル・エス・サラーム!」

絢音「……」

千紗都「あはははっ!」

涼夏「おっ、ウケた」

千紗都「いや、様子を窺う絢音がむっちゃ面白かった」

涼夏「トリガー引いたのが私ならまあいいや。トリガー条項」

絢音「トリガー条項……」

千紗都「今日、冴え渡ってるね」


  14


涼夏「チューリップももう終わりだな」

絢音「リップにチューするやつだね?」

涼夏「チュー」

絢音「んー」

千紗都「えっ? 私は?」

涼夏「チューリップはもう終わった」

絢音「時期が遅かったね」

千紗都「えー……」


  15


涼夏「マクダーナルズ行って、ベーコンポテトパイ食べたい」

千紗都「いいね」

絢音「一口ずつ頂戴」

千紗都「奢るから。涼夏が」

絢音「ありがとう、千紗都」

千紗都「どういたしまして」

涼夏「突っ込んで欲しいんだけど」

千紗都「それは私の台詞だから」

涼夏「まず私でしょ!」


  16


涼夏「今日も頑張るぞ」

千紗都「頑張れー」

涼夏「頑張るぞって、英語でどう言うの?」

絢音「グァン・ヴァウ・ズィー。Lで終わる単語は、ルよりウって言った方がいいね」

涼夏「グァン・ヴァウ・ズィー!」

絢音「いい発音だね。外国の人にも通じそう」

千紗都「通じるかなぁ」


  17


涼夏「絢音は面食いのイエメン好きだね?」

絢音「イエメン沖に、セイファーっていうタンカーが停泊してるの」

涼夏「へー」

絢音「石油をいっぱい積んでるの」

涼夏「それで?」

絢音「別に。私がイエメンについて知ってることはそれだけだよ」

涼夏「じゃあ、別にイエメン好きではないと」


  18


涼夏「季節をつむぐ春色の花々。パチパチ、チューリップ」

千紗都「ネモフィラ」

絢音「ツツジ」

涼夏「ユリ」

千紗都「微妙に審議じゃない?」

涼夏「5月でしょ」

千紗都「アジサイ」

涼夏「それは夏でしょ」

千紗都「ユリと同時期だって」

絢音「菜の花」

涼夏「それ、冬でしょ」

絢音「冬かなぁ」


  19


涼夏「クールビズ!」

絢音「早いね」

千紗都「どこがクールビズ?」

涼夏「今日はブラをしてない」

千紗都「マジ? もみもみ」

涼夏「ひぃ!」

千紗都「してるじゃん」

涼夏「してるよ!」

絢音「よくわかんないけど、美少女の絡み美しい」


  20


絢音「パイタッチして、反応を楽しめるアイドルゲームがあるそうだよ?」

千紗都「へー」

絢音「もみもみ」

千紗都「いやっ、やめて……」

絢音「……」

千紗都「どうだった?」

絢音「すごく可愛かった。もう一回」

千紗都「もうっ、バカ!」

絢音「違う反応だった!」

千紗都「楽しそうだね」


  21


奈都「チサは人生について悩んだことはある?」

千紗都「高校に入ってからはない」

奈都「中学の時は悩んでたの?」

千紗都「それはそうでしょ。私の話はいいよ。奈都は何を悩んでるの?」

奈都「何も悩んでないけど」

千紗都「なんなの!」

奈都「えっ? なんで怒るの?」


  22


涼夏「結婚相手と出会うならドバイ」

絢音「くっ……!」

千紗都「不意をつかれた」

涼夏「ドバイの首都ってどこだっけ?」

絢音「エミレーツだね」

涼夏「あー、航空会社だ」

千紗都「何もかも間違ってるから。UAEの首都がドバイ」

涼夏「なるほど。都市だったか」

絢音「突っ込んだ方がいい?」


  23


涼夏「創立140周年を迎えたドバイ」

絢音「目についた広告を適当にドバイにするゲーム?」

千紗都「お客様から最も信頼されるドバイ」

絢音「ちなみに、UAEが出来てから140年経ってない」

涼夏「ドバイは?」

絢音「さすがに知らないけど、なんか古そうだよね」


  24


奈都「空気中にある魔法成分を凝縮して、水とか炎を生み出したい」

千紗都「出来たら見せてね」

奈都「もうちょっと優しくして」

千紗都「奈都、もう高校生なんだから」

奈都「新種の生き物と一緒で、人間に発見されてないだけで、ずっと存在してるんだよ」

千紗都「そうなんだ」

奈都「冷たい……」


  25


涼夏「エミレーツで笑顔になれる」

絢音「昨日のドバイの続き?」

涼夏「COME COME DUBAI」

千紗都「あまりにも遠いね」

涼夏「高い塔、なんて名前だっけ?」

絢音「ブルジュ・ハリファだね」

涼夏「詳しいな。さては行ったことあるな?」

絢音「いつかみんなで行きたいね」

千紗都「行きたい……?」


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