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Chit-Chat! 33

2022年3月~4月のツイートをまとめた、短いトーク集です。

時事ネタや場所などの固有名詞、小説本編とは矛盾する内容もあります。

実際にあるようなないような、曖昧な設定でお楽しみください。

また、画像がないと意味がわからないものもあります。


  1


絢音「The elephant in the roomっていう表現を覚えた」

千紗都「どういうの?」

絢音「触れちゃいけない話題とか、突っ込むか迷う違和感みたいなの」

千紗都「なるほど。絢音のその、ふたつ結びにしてる髪の毛は、The elephant in the roomなの?」

絢音「これは普通に時々してると思うけど」


  2


千紗都「私の帰宅は上手になってるかなぁ」

奈都「上手な帰宅……」

千紗都「奈都は部活で毎日何時間もバトン回して、上手になってるでしょ?」

奈都「そうだね」

千紗都「それと同じくらい、私の帰宅は上手になってるかなって。どう思う?」

奈都「あんまりチサの帰宅を見てないから、なんとも……」


  3


千紗都「バトンって、すごい勢いで回りながら落ちてくるじゃん。どうやってキャッチするの?」

奈都「手を出して、握る」

千紗都「目をつむって、えいやっみたいな?」

奈都「しっかり見て!」

千紗都「怖くないの?」

奈都「最初は怖かったけど、今はそんなに」

千紗都「怖さに慣れたんだね」


  4


絢音「パックマン・ディフェンスする」

涼夏「なんだそれ」

絢音「好きになられる前に好きになる」

涼夏「惚れたら負けの亜種か?」

絢音「あと、Googleでパックマンで検索すると、パックマンができるよ?」

涼夏「何その無駄知識。ちょっとやってみる」


  5


涼夏「桜、すごい! イキそう!」

千紗都「うん」

涼夏「千紗都はイッたことある?」

千紗都「無いと思うけど。涼夏は?」

涼夏「えっ? あっ、な、なんでそんなこと聞くの?」

千紗都「なんでって、聞かれたから……」

涼夏「千紗都のエッチ!」

千紗都「何この理不尽な展開」


  6


涼夏「今日の桜のすごさは、千紗都の可愛さと同じくらいだ。絶対値的に」

千紗都「その程度の感想なの?」

涼夏「最大限の褒め言葉だけど!」

千紗都「あの桜が私程度なんて」

涼夏「100点っていう意味だから!」

千紗都「涼夏の世界には100点が溢れてるね」

涼夏「溢れてないし!」


  7


千紗都「奈都って、日本で暮らし始めて、16年経つじゃん?」

奈都「ああ、うん。チサよりは長いね」

千紗都「奈都の日本力をテストします」

奈都「日本力……」

千紗都「問題。青年海外協力隊を派遣している組織は何でしょう」

奈都「普通に社会の問題じゃん!」

千紗都「そうだけど」


  8


涼夏「あをによし、就航!」

千紗都「飛行機っぽい」

涼夏「上質に乗って、奈良の懐へ」

千紗都「それは青の交響曲」

涼夏「乗ることなく世代交代になったな」

千紗都「併用でしょ」

涼夏「ひのとり出来てから、アーバンライナー全然走ってないよ?」

千紗都「そっか。さよなら、青の交響曲」


  9


千紗都「千紗都コインの普及率が悪い」

絢音「怪しげな通貨だね」

千紗都「例えば、涼夏が焼きそばパンを買って、私がその焼きそばパンを千紗都コインで買う」

絢音「初めから売店で千紗都コインを使うのは?」

千紗都「普及率が悪くて……」

絢音「まあ、涼夏も中間マージンが得られてハッピーだね」


  10


千紗都「エリーゼばかり食べてたら、ルマンドが食べたくなってきた」

涼夏「今、私に飽きたから絢音がいいって言った?」

千紗都「言ってないよ」

涼夏「絢音! 千紗都が、私に飽きたから絢音がいいって!」

絢音「私も飽きられるね」

千紗都「飽きたらまた涼夏に戻るよ」

涼夏「ローテーション」


  11


千紗都「英語ペラペラになりたい」

絢音「わかる。今日のフレーズをテキトーに検索して覚えよう」

千紗都「何かある?」

絢音「once in a blue moon。滅多にない」

千紗都「rarelyでいいじゃん」

絢音「Chisato gets angry once in a blue moon」

千紗都「なんか、すごくそれっぽい」


  12


涼夏「絢音の知識力って、小さな一つ一つの積み重ねって感じがする」

絢音「涼夏もWikipediaのおまかせ表示で、新しい知識と出会おう。ウルン・タシュはモンケの正室であるイキレス氏のブトゥ・キュレゲンの娘のクトクタイ・ハトゥンより生まれ、同母兄にはバルトゥがいた」

涼夏「日本語で喋って」


  13


千紗都「旬な筍って面白いよね」

絢音「そう?」

千紗都「旬に竹をつけて筍だよ? そりゃ、旬でしょ!」

絢音「そうだね」

千紗都「あはははっ!」

絢音「えっ? そこまで?」

千紗都「旬な筍だって! 可笑しい!」

絢音「ちょっと待って。テンションを合わせるから」

千紗都「あははははっ!」


  14


涼夏「赤ちゃんデパートで赤ちゃん買おうかな」

絢音「ぷっ! あはははっ!」

千紗都「よく考えて」

涼夏「千紗都の子供が欲しくなった」

千紗都「それは私たちの子供なの?」

涼夏「養子全否定?」

千紗都「イマジナリーベイベーで我慢して」


  15


涼夏「私は同担OKなんじゃなくて、千紗都は帰宅部みんなで分かち合おうと思ってるだけだ」

絢音「わかる」

千紗都「でも奈都は同担拒否だから、はらわたが煮えくり返ってるよ?」

奈都「煮えくり返ってないから!」

涼夏「ナッちゃん……」

絢音「溢れる申し訳なさ」

奈都「穏やかな気持ちだから!」


  16


千紗都「また胸見てる」

奈都「チサのおっぱいの形がいいから」

千紗都「奈都ってさぁ……まあいいや」

奈都「よくないから! 最後まで言って!」

千紗都「傷付けるとあれだし」

奈都「傷付くようなこと思ったの? ひどい!」

千紗都「えっ? 発端は棚上げ?」


  17


涼夏「何か知らないけど、最近語尾にっピをつけるのが流行ってるっピ」

絢音「……」

千紗都「そうなのっピ?」

涼夏「今の、無理があるっピ」

千紗都「使い方が難しいっピ」

涼夏「慣れるっピ」

千紗都「慣れたくないっピ」

絢音「私、こういうノリがない……っピ」

千紗都「無理しないで」


  18


千紗都「おはよー」

涼夏「おはよ」

千紗都「なんで私の椅子に座ってるの?」

涼夏「これは覇座だよ」

千紗都「よくわかんないけど、どいて」

涼夏「それは出来ない」

千紗都「出来て」

涼夏「今日はこの席で授業受ける」

千紗都「怒られるよ?」

涼夏「一蓮托生」

千紗都「なんで私まで……」


  19


奈都「何か不謹慎なことを言いたい」

千紗都「そういうのはネットに書いちゃダメだよ? 炎上するよ?」

奈都「チサに言うだけにする」

千紗都「それなら私を失うだけで済むから大丈夫」

奈都「大丈夫じゃないし! チサは私のすべてだから!」

千紗都「恥ずかしいことを言う人だなぁ。ちょっと離れて」


  20


涼夏「おっ、見慣れない鳥だ」

絢音「ソウシチョウだね」

千紗都「メジロっぽい」

涼夏「目が白いな」

絢音「ソウシチョウの特徴だね」

千紗都「メジロだと思う」

涼夏「美味しそうだな」

絢音「それは同意しかねるね」


  21


涼夏「なばなの里でネモフィラまつりやるらしいぞ」

千紗都「そんななばな」

涼夏「本当に。ゴールデンウィークくらいがいいらしい」

千紗都「みんなで行こうか」

涼夏「そうしよう。ところで、そんななばなって何?」

千紗都「忘れて。早く忘れて」

涼夏「そんななばな」


  22


奈都「チサは、お化け屋敷には行ったことある?」

千紗都「ないよ。生きてる内に行くことはないかな」

奈都「お化け側にならなくていいから」

千紗都「奈都は?」

奈都「私もない。今度一緒に行く?」

千紗都「絶対に行かない。生きてる内には行かない」

奈都「わかったから」


  23


絢音「賢者の贈り物を考える」

千紗都「わかった。何買おうかなぁ」

絢音「千紗都はお金を工面するために、メテオラを質に」

千紗都「あんなの二束三文だから」

絢音「私はメテオラのために可愛い服を」

千紗都「私のためにして」

絢音「時計の鎖みたいなものだよ」

千紗都「メテオラに嫉妬する」


  24


千紗都「特技って、自然につくものかなぁ」

絢音「どうだろう」

千紗都「いや、つかない」

絢音「ああ、そういう流れ?」

千紗都「涼夏も絢音も出来ないことを覚えたい」

絢音「けん玉でも極めたら?」

千紗都「もっと役に立つのがいい」

絢音「我が儘だなぁ」


  25


涼夏「ぴえん」

千紗都「なんだっけ、それ。生まれる前くらいに聞いた」

絢音「深い深い悲しみを表現した、古の言葉だね」

千紗都「あー、もう立ち直れないくらい、絶望のどん底にいる時に使う言葉だ」

絢音「何があったの?」

涼夏「鉛筆が折れた」


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