Chit-Chat! 17
2021年9月のツイートをまとめた、短いトーク集です。
時事ネタや場所などの固有名詞、小説本編とは矛盾する内容もあります。
実際にあるようなないような、曖昧な設定でお楽しみください。
また、画像がないと意味がわからないものもあります。
1
涼夏「千紗都のバランス感覚ってすごいなって思う」
千紗都「平均台の話をしてる?」
涼夏「してない。無意識だろうけど、まあ自然にじゃなきゃ無理なバランスとも思う」
千紗都「そもそも何の話をしてるのか、全然わからない」
涼夏「愛」
千紗都「愛か」
2
涼夏「推しに認知されたい人と、されたくない人がいる」
千紗都「トマトが好きな人と嫌いな人がいる、みたいな話?」
涼夏「ちょっと違う。それはどっちも想像しやすいけど、推しに認知されたい人はされたくない人の気持ちを理解しにくい」
千紗都「私は割とひっそりと応援したいタイプかも」
3
奈都「オーディオコメンタリーっていうのがある」
千紗都「どういうの?」
奈都「副音声の実況解説だね」
千紗都「この時私は、こんなことを考えていました、的な?」
奈都「この時私は、チサのおっぱいに集中していて、話はほとんど聞いていませんでした」
千紗都「ちゃんと聞いて」
4
千紗都「何かすごい帰宅がしたい」
絢音「すごい帰宅。二人三脚しながら駅まで帰る?」
千紗都「人生で一番好奇の目に晒されるね」
絢音「千紗都がどうしてもって言うなら付き合うけど」
千紗都「どちらかと言うとやりたくないかな」
絢音「手押し車で帰る?」
千紗都「もっと嫌だから!」
5
千紗都「イギリスって何?」
絢音「哲学的な問いだね」
千紗都「いや、地理的な」
絢音「フランスの左にある島国だよ」
千紗都「ザンビアはザンビアじゃん? 大半のカタカナの国が世界で通じるのに、イギリスってUKじゃん」
絢音「そう考えると、赤道ギニアとかも面白いね」
千紗都「どう考えたの?」
6
涼夏「例えば朝、教室に入ると」
千紗都「うん」
涼夏「黒板に『猪谷涼夏と野阪千紗都はデキてる!』って大きく書いてあった」
千紗都「バレたね」
涼夏「驚く私」
千紗都「みんなにからかわれるね」
涼夏「書いたのも私」
千紗都「自演!?」
7
奈都「……」
千紗都「何? じっと見て」
奈都「チサの口に指を入れたいなって」
千紗都「へー」
奈都「今、心なしか距離を置かなかった?」
千紗都「置いてないよ」
奈都「心の距離も大丈夫?」
千紗都「うん。今澤さんって、愉快だね」
奈都「呼び方が他人行儀だし!」
8
涼夏「私、頭のいい人たちがバカやってるの、好きだよ」
千紗都「そうなんだ」
涼夏「千紗都と絢音で、何か知的なバカやって」
絢音「何しよう。万物流転ごっこする?」
千紗都「あー、移り変わってくやつね」
絢音「あんなに尖ってた石が、下流では丸く!」
千紗都「はい優勝!」
涼夏「?」
9
奈都「チサと散歩したい」
千紗都「犬みたいに? リードをつけて?」
奈都「違うよ!」
千紗都「正直見損なった。ドン引き」
奈都「違うから!」
千紗都「近寄らないでもらえます?」
奈都「違うって!」
千紗都「でも、奈都がどうしてもって言うなら……」
奈都「言わないし!」
10
千紗都「雨だねー」
絢音「一人の下人が、雷門の下で雨やみを待っていた」
千紗都「雷門、違うし!」
涼夏「私もそういう、キレのある冗談が言いたい」
絢音「面白かったなら何より」
涼夏「羅生門って、どこにあるの?」
絢音「京都だよ」
千紗都「知識に裏付けられた冗談か」
11
千紗都「Have you ever eaten a cactus?」
奈都「えっ? ノー?」
千紗都「そう。cactusが何かは?」
奈都「知らないけど、どうせチサのことだから、イエスって言ったらバカにされるやつでしょ?」
千紗都「私のこと、そういう目で見てるの?」
奈都「実際そうじゃん!」
千紗都「まあ、そうだけど」
12
涼夏「単語、覚わらない。mayor、市長」
絢音「文と一緒に覚えるといいよ。Have you ever eaten a mayor? あなたは市長を食べたことはありますか?」
涼夏「ないよ!」
絢音「You just killed the mayor. あなたはたった今、市長を殺った」
涼夏「殺してないから!」
13
千紗都「可愛いなぁ」
奈都「動画? アザラシ?」
千紗都「オットセイだけど」
奈都「オットセイか」
千紗都「アザラシとオットセイの違いがわからないの?」
奈都「いや、それは結構難しくない?」
千紗都「奈都……」
奈都「いやいや! 普通わからないって!」
千紗都「……」
奈都「待って!」
14
涼夏「古のギャル語に、マジ卍ってあったじゃん?」
絢音「あったねぇ」
涼夏「そもそも卍って何?」
絢音「記号だね」
涼夏「何の?」
絢音「特に意味はないんじゃない?」
涼夏「でも、漢字になってるくらいだし」
絢音「その好奇心は大事だけど、生憎私はその答えを持ち合わせてない」
15
千紗都「はぁ……」
奈都「どうしたの?」
千紗都「生理だから赤福が食べたい」
奈都「生理だと赤福が食べたくなるの?」
千紗都「初潮の時、お赤飯を炊くっていう古の文化があるでしょ? だから、それ以降、生理のたびに赤福を食べるの」
奈都「今の『だから』は理解できないけど、赤福は美味しいね」
16
千紗都「奈都は赤福ときよめ餅はどっちが好き?」
奈都「ういろうとか好きかな」
千紗都「……」
奈都「赤福かな。っていうか、きよめ餅を食べたことがない可能性」
千紗都「今、どうしてういろうって言ったの?」
奈都「許して。反省してる」
千紗都「まあ、ういろうも美味しいね」
17
奈都「アヤ……私は今、アヤの心に直接話しかけています……」
絢音「ナツの声が聴こえる」
奈都「聴こえるのね!」
絢音「今の『聴こえるのね』が面白かった」
千紗都「……」
奈都「その、珍しい生き物を前にしたような目、やめて」
千紗都「口で言ってたじゃん」
奈都「いいから」
18
奈都「チサと涼夏のコラボ企画」
千紗都「コラボっていうか、元から仲間だから」
奈都「なんか、チサも涼夏も一国一城の主感があるんだよね」
千紗都「涼夏はわかる。私は涼夏様にお仕えする侍女みたいな?」
奈都「寝っ転がってるチサのために、甲斐甲斐しくご飯を作ってる涼夏の絵しか浮かばない」
19
涼夏「世の中には、褒められて伸びる子と、叱られて伸びる子がいるらしい」
絢音「私は褒めてほしいね」
涼夏「私も断然そうだね」
千紗都「私は褒められて伸びるかはわからないけど、叱られると凹むね」
絢音「千紗都っぽい」
涼夏「そもそも、叱られて伸びる子なんているのか?」
20
千紗都「カナダの首都はどこでしょう。バンクーバー? トロント?」
奈都「オタワ」
千紗都「……」
奈都「オタワだから」
千紗都「モントリオール?」
奈都「オタワだって」
千紗都「デトロイト?」
奈都「それ、カナダだっけ?」
21
千紗都「Have you eaten a fried calamari?」
奈都「何を揚げたんだろう……。No, I haven't」
千紗都「Are you serious?」
奈都「いや、知らないけど、こないだサボテンだったし」
千紗都「cactus、覚えられたでしょ?」
奈都「まあ、うん。何を揚げたの?」
千紗都「イカ」
奈都「あるよ!」
22
奈都「秋はキタコミは何するの?」
千紗都「キタコミじゃないし! 帰宅部だし!」
奈都「どっちでもいいよ」
千紗都「良くないし。3人で遊ぶ」
奈都「私は?」
千紗都「奈都はバトン部だから、バトン頑張ってね」
奈都「バトン部で、キタコミの一員」
千紗都「帰宅部は掛け持ちダメなの」
23
涼夏「綺麗な花と可愛い千紗都で無敵」
千紗都「綺麗な千紗都って言った?」
涼夏「言ってないね」
千紗都「可愛い涼夏と花」
涼夏「花も形容してあげて」
千紗都「可愛い涼夏と千紗都」
涼夏「千紗都のこと、好き?」
千紗都「まあまあ」
24
涼夏「サンリオパーク」
千紗都「ミッフィーとかいるかなぁ」
涼夏「そりゃ、いるでしょ。ここがサンリオパークなら」
千紗都「野生のミッフィーを探しに行こう」
涼夏「いいねぇ。捕まえてパイにして食べよう」
千紗都「いや、食べたくはないかな」
25
涼夏「あっつい! 11月とは思えない!」
千紗都「そうだね。これくらいの暑さは気持ちいい範疇かな」
涼夏「アイス食べたい」
千紗都「コンビニ行こう」
涼夏「まだ10月だって突っ込んでよ!」
千紗都「まだ9月だけど」
涼夏「それはない」
千紗都「いや、ほんとに」