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Chit-Chat! 13

2021年8月のツイートをまとめた、短いトーク集です。

時事ネタや場所などの固有名詞、小説本編とは矛盾する内容もあります。

実際にあるようなないような、曖昧な設定でお楽しみください。

また、画像がないと意味がわからないものもあります。

  1


千紗都「今日の定例会は、青春について話し合います。題して青春会議」

涼夏「青春会議!」

絢音「千紗都、面白い……」

涼夏「くくっ……」

千紗都「真面目に! 私たちはもっと青春するべきだと思うの」

涼夏「青春する……真顔で……」

絢音「面白い……っ!」

千紗都「もうっ! 真面目にやって!」


  2


絢音「千紗都さんの青春とは、例えばどんなものがありますか?」

千紗都「海に向かって走る」

涼夏「海に向かって……走る……」

千紗都「影絵で大きなハートを作る」

絢音「もうダメ。千紗都、可愛い」

涼夏「可愛い」

千紗都「じゃあ、具体的な日時を決めます」

涼夏「えっ? 本当にやるの?」


  3


千紗都「おはよー」

絢音「おはよ。ここ10年で一番の可愛さだね」

千紗都「昨日もそんなようなことを言われた覚えがある」

絢音「ここ10年で一番と言われた昨日を上回る可愛さだね」

千紗都「明日は?」

絢音「みずみずしさが感じられる素晴らしい千紗都」


  4


千紗都「なでなで」

奈都「ひえっ! なんでお尻触るの!?」

千紗都「わからない」

奈都「わからないことはしないで!」

千紗都「確かにお尻は触ったけど、問題はないと考えている」

奈都「問題だから!」

千紗都「?」

奈都「反応おかしいから!」


  5


涼夏「千紗都は、やりたいスポーツとかある?」

千紗都「ないかな」

涼夏「……」

千紗都「中学の時、バドミントンやってた」

涼夏「知ってる」

千紗都「涼夏は?」

涼夏「ないかな。エアホッケーとか?」

千紗都「ゲーセンにあるやつ? あれ、スポーツなの?」

涼夏「わからん。汗はかく」


  6


千紗都「おはよー」

奈都「うわっ、髪縛ってる」

千紗都「暑すぎて」

奈都「可愛い」

千紗都「行こっか」

奈都「はぁ、日頃は隠されてるチサのうなじ」

千紗都「奈都、どんどん頭がおかしくなってくね」

奈都「帰宅部のせいだよ?」

千紗都「えー」


  7


奈都「フリート、お前、死ぬのか?」

千紗都「……」

奈都「最後に何か投稿しようかな」

千紗都「……」

奈都「何?」

千紗都「ううん。興味深く観察してる」

奈都「動物園的な表現やめて」

千紗都「言い得て妙だね」

奈都「難しい言葉使わないで」


  8


千紗都「川遊びをしたことがない」

涼夏「私もないな」

絢音「川はないねー」

奈都「私はあるよ」

千紗都「そっか。じゃあ、3人で遊ぼう」

涼夏「オッケー」

奈都「オッケーじゃないから! 意味わかんないから!」

千紗都「そう?」

絢音「みんな面白いなぁ」


  9


千紗都「いよいよ涼夏のお料理チャンネルを始める日が来た」

涼夏「来てないから」

千紗都「動画編集は絢音がする」

絢音「頑張るね。千紗都は何する?」

千紗都「作ったものを食べる」

絢音「大事だね」

千紗都「収益化したら、そのお金で遊ぶ」

涼夏「最低だ、この人」

絢音「可愛いね」


  10


千紗都「白い空の大部分を青い雲が覆ってるね」

奈都「……うん」

千紗都「木が鳴いてる」

奈都「蝉、かな」

千紗都「奈都、頭で暑さがおかしくなっちゃったんだよ」

奈都「そうなんだ。可哀想に」

千紗都「誰が?」

奈都「チサでしょ?」

千紗都「私は普通」

奈都「それが普通だと、余計に心配」


  11


千紗都「なでなで」

奈都「ひいっ! だから、お尻を触らない!」

千紗都「スカートの表面は撫でたけど、お尻を触ったという認識はない」

奈都「同じ理屈で胸を触られたら嫌でしょ?」

千紗都「……」

奈都「ねっ?」

千紗都「最近よく見る理屈なのに、奈都には通用しない」


  12


千紗都「涼夏、何か面白い話して」

涼夏「とっておきの話をしよう」

千紗都「期待」

涼夏「タイトル、まんじゅうこわい」

千紗都「知ってる。その話、知ってる……」

涼夏「昔、若者たちが怖いものの話をしていました」

千紗都「普通に話し始めたし!」


  13


千紗都「おはよー」

奈都「おはよ。私、チサのおはよー、好き」

千紗都「昨日、奈都が勧めてくれた動画見たよ」

奈都「あー、うん。それは嬉しいけど、私のおはよー好きにも反応してほしいな」

千紗都「変わってるね」

奈都「もっと私に優しくして」

千紗都「結構優しくしてるつもりだけど」


  14


涼夏「よくグループで通話するじゃん?」

千紗都「そうだね」

涼夏「ナッちゃんはなかなか会えないから、声の人って感じになってきた」

千紗都「いやいや、可愛いよ?」

涼夏「中の人的な。声の出演」

千紗都「この人、変なこと言ってる」

絢音「ごめん。ちょっとわかる」

千紗都「えー」


  15


涼夏「うわっ! 明治だ!」

千紗都「本当だ!」

奈都「えっ? 何? どうしたの?」

涼夏「前に帰宅部で昭和を探す遊びをしててね」

千紗都「明治は古いね」

奈都「帰宅部、楽しそうだね」

涼夏「楽しいよ。ナッちゃんもおいで」


  16


涼夏「うわぁ! 大正だ!」

千紗都「ヤバイ。これはヤバイ」

涼夏「レアすぎ。写真撮ろう」

千紗都「撮ろう撮ろう」

奈都「どうしよう。すごく楽しそうだけど、テンションについていけない」

涼夏「ほら、ナッちゃんも一緒に撮るよ!」


  17


奈都「ペンギンカフェに来ました」

千紗都「可愛いね」

奈都「チサ、ちょっとぬいぐるみ抱いて」

千紗都「いいけど」

奈都「可愛い。パシャパシャ」

千紗都「奈都も撮ってあげるね」

奈都「私は別に……」

千紗都「いや、撮らせて」

奈都「はぁ、チサ可愛いなぁ。壁紙にしよう」

千紗都「おーい」


  18


千紗都「こいつ、なんだっけ?」

奈都「ディズニーのじゃない?」

千紗都「はまペン」

奈都「違うね」

千紗都「ムロオのペンギン」

奈都「あれは帽子かぶってる」

千紗都「畜生ペンギン」

奈都「ディズニーのだって」

千紗都「サンリオじゃない?」


  19


千紗都「こいつ、抱き心地がいいなぁ」

奈都「いいなぁ」

千紗都「ペンギンに嫉妬しないで!」

奈都「してないから!」

千紗都「一緒に寝たい」

奈都「いいなぁ」

千紗都「ピングー」

奈都「知ってるじゃん!」

千紗都「知ってるけど……」


  20


涼夏「あっ……」

千紗都「あ?」

涼夏「暑いの無理……」

千紗都「可愛い。今来たばっかりだから。むしろ、地下鉄の駅を出た刹那だから」

涼夏「涼しいところで休憩しよう」

千紗都「まだ何もしてないし!」

涼夏「人類の生息できる温度じゃない」


  21


涼夏「プレミアムフライデー!」

千紗都「そんなのもあったね」

絢音「プレミアムなことしよう」

千紗都「プレミアムなアイスを食べる」

絢音「いいね」

涼夏「誰か今日は違うって突っ込んで」

千紗都「毎日がプレミアムみたいな、ポジティブジョークかと思った」


  22


千紗都「おはよー」

奈都「おはよ」

千紗都「空は青空なんだけど、全体的に雲がかかってて、所々に灰色の雲も浮かぶ怪しい空模様だね」

奈都「あー、うん」

千紗都「風は少し強めで、夏の強い暑さは感じなくて、生ぬるい感じだね」

奈都「なんでそんな説明調なの?」


  23


絢音「ナツは、ギニアはどこにあるか知ってる?」

奈都「ギニアかー。名前からするとアフリカっぽい」

絢音「正解。じゃあ、アフリカはどこにあるか知ってる?」

奈都「ヨーロッパの南の方? 地球?」

絢音「そうだね。じゃあ、地球がどこにあるか知ってる?」

奈都「あと2手くらいで詰みそう……」


  24


涼夏「物騒な事件が多くて千紗都が心配だから、猫みたいに部屋飼いする」

千紗都「外に出たい」

涼夏「我慢して。千紗都は可愛いから、危険度が他の人より高い」

千紗都「それを涼夏が言う? 学年一番人気の自覚はありますか?」

涼夏「千紗都は壁を作ってるから、私より1ミリくらい人気が低いだけ」


  25


奈都「チサが壁を作ってるって聞いた!」

千紗都「嬉しそうだね」

奈都「50メートルくらいの壁を作って、巨大な外敵の侵入を防ごう!」

千紗都「そうだね」

奈都「なんでそんなに反応が冷たいの?」

千紗都「壁を作ってるから」

奈都「ちょっとウケたけど、私には門を開いてお願い」


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