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12話 その3

その節度ある動きはかなり訓練された軍人の動きだった。


へぇ!お姉さん達…凄い!


僕は感心しながら食事の支度をしたが…。


その後ろで何故かクイル兄とネイビー姉が空き皿を持って突っ立てる。


「………ハルトシェフ…今日のメニューはなんでしょうか?」


来たか…食いしん坊達。


「うん?今日は軽くシチューと朝一焼いて持ってきたミルク千切パンとバターロールパンだよ」


「ふむ…ハルト…俺はお前を実の弟だと思ってる…お前もそう思うだろ?」


この筋肉ダルマ…ご飯の前にいつもそのセリフを吐きやがる。


「僕独り子だし…そんなの分からない♪」


「ふ、ふむ…そのうち分かるようになる」


一生分からなくていいと思うがな…。


「はいはい…多めに作ってるし、パンも沢山あるから」


「私達は可愛い弟が出来て舌と胃袋が至福だよ!えへっ!」


ネイビー姉さんまで…はぁ。


「……はいはい」


味にうるさい僕はこの世界の食事にかなり不満だった…。


この世界は料理文化はまだあまり栄えてない。


味付けは主に塩で素材の味を組み合わせた淡白な味……正直、美味しくない。


美味しくて超美味しくて!舌がとろけそうな化学調味料のお味に慣れている僕には耐え切れなかった!


マックストルネードバーガーが食べたい…その一心で時間が有れば色々な材料試して組み合わせてたりして色々研究した。


こんなに勉強したのは生まれて初めてだった!


成果はあって、数々の調味料を作って元の世界の知識で様々な料理を作って自炊している。

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