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11話 その2



「あらまあ…加護はともかく悲願まで…それに、私達の神格でも見極める事が出来ない項目までありますね、これがバレたらまずいわね…」


「だろ?だからあの坊やには内緒にした」


やはりレイラは嘘をついていた。


「でも、都合がいい知らせだわ…ウフフ」


「はっ?何がだ?」


「あの方々、ルナ様の帰還を気付いて動き始めたよ?」


「何! 大変ではないか! 何悠長に眺めてる!ラズリック!」


「まあまあ…そんなに取り乱す事はないでしょ?レイラ」


「んな!……まぁ、君の事だ…何か策があるのか?主神様の命で我々は手助けできないぞ?」


「ウフフ…そうね……まあ~どうしましょう?」


ラズリックの惚ける姿にレイラはムカついて拳を握りしめた。


「お前のそいうところ、本当に腹が立のだが……策はあるみたいだな」


「ふふ、まずどんな手を出してくるか拝見させていただきましょうか」


このラズリックという使徒は元神で破壊の女神の頭脳役である。


かなり優秀で主神の補佐に誘われた程の策師だ。


だが…ルルの元が面白い事が沢山あるからと言って主神の誘いを断った変神。


「その男の子ってナーズラ村にいるよね」


「ああ…そこのイビルゲートを攻略するようにと言っておいた」


「さあ…どんな子かな…」


ラズリックはレイラの報告した村を万里眼の水晶球で調べてハルトを覗いた。


「かはっ!…そ、そんな!」


「どうした!ラズリック!もう死んでいるとか?」


「こ、こ、この子、とても私の好みだわ!いやん~♪♪今ちょっと笑ったよね!可愛い♡;」


「はっ?…全くお前ってやつは…こんな時期に何を考えている…それにそいつは主様のお気に入りだぞ…いたずらしたら何されるか分からんぞ?」


「まあまあ!怖~」


「……そうは見えないが」


「いやいや~本当怖いですよぉー多分…肉体をバラバラにされて!!踏まれミンチにされ!地獄の底にぽいっと捨てられるでしょーね…主様怖いよぉー♪」


「ひーぃ やめて!やめて!」


レイラは何かトラウマがありそうだ。


「あらあらーごめんなさい…昔の事思い出させてしまって」


「……分かってるならいい」


「ですが!!愛は障害があるこそおもし…燃えるのですよ!」


「今面白いと言ったよな?こいつ、それに全然わかってないし…」


ラズリックは万里眼に貼り付いてヨダレを垂らした。


「早く会って…触りまくって…口説きたいな~~♡ウフフ あっ…ヨダレがハシタナイわわ、た、く、し ウヘヘへ」


「おい…………口説く前に触るのかい!」

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