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10話 その6

双子はニヤけている僕を見て安心したように微笑んでいた。


「無茶するんじゃ無いわよ……」


「わかってるぅーって♪」


「本当かな…」


「絶対ですよ…」


「もうー心配症だなー!僕はこれからお勉強に励む!みんな!今日は解散!また明日!!じゃなーイヤッフー♪」


僕は宿まで全力疾走した。


「あれ……絶対ヤバイわよ…」


「うん…私もそう思う…」


それを見て不安な顔に変わる双子であった。

.

.

.

.

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天界創造の女神の聖地


「あら?グランデ …連絡しに来た事は何か掴めましね…」


ホログラムのように半透明の芸術の神が現れた。


「ご機嫌麗しゅうお過ごしでございますかな?ラグレシア」


「幽閉されて……ご機嫌麗しゅうお過ごしがどこにあるが!!お直てる?なぁなぁ?」


長年聖地から出れない彼女はヒステリックになっていた。


「確かに……」


「ふん!焦らすで無い!はよ言え」


「わかったわかった…あの女が戻った場所から少し離れた小さい人族の村があってな…その村にはイビルゲートがある…確かナーズラと言う村だ」


「ん?そこはレガリア大陸…駒達を動かすには丁度いい場所で何よりだ…それで?」


「あの村に同じ時期の現れた人の子の噂があってね…調べて見たが…あれは間違いないね…確かに名前はシムラハルト…だったな」


「ほう!よくやった…!!これであやつを葬れる…ふふふ…」


「くれくれも主神に気づかれないよにな…」


「なぁに…我らは神!禁忌さえ犯さなければ何をやったて大丈夫であろう…ふふふ」


「はははは!!んじゃ…良い結果報告を楽しみに待ってるぞ…主神に勘付かれと困るから失礼するよ」


話しが終わってグランデは消えた。


「さて…始めるか…使徒ドルゥーガよ」


「はっ!」


ラグレシアは手から光り作り出してドルゥーガという使徒に渡した。


「それをカランディアの者に渡して結果を見届けよ…あとお主は妾の許可があるまで絶対手を出してはならぬ…良いな?」


「はっ!拝命…承りました」


「失敗は許さないと伝え……行け」


.

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