8話 その13
た。
「大丈夫…12階層はトロールが主だったが…」
「はぁぁあ?トロール!大丈夫じゃ無いわよ!あれはオークと比べ物にならないほど強いのよ!特に再生するから中級冒険者パーティーもあまり関わりたく無い魔物よ!そんなの私達が相手出来る訳ないでしょ!死にたいの?死にたいのねっ!」
うわ…すんごい早口だ…舌噛まずによく言えるなぁ…。
「だったが…って…ハルトさん12階層に行ったんですか?」
リリヤは鋭くて察しがいい…きっと頭も良さそう。
「うん…実はね、昨日夜中に下調べでちょいっとな…」
寝坊したのは下調べでかなり遅くなってしまったのが原因だ。
「一人で下調べって…あんたバカなの?頭おかしいんじゃの?なんかあったらどうすんのよ!」
「こ、ごめん」
心配してくれてる見たいだけど、辛口だな…泣きそうだよ。
「何故そこまで無茶して私達を…」
「乗りかかった船って感じ?後…自分の為にもあるんだよ…こっちもちょっと事情があってね。」
「それはそうとしても何故トロールですか?」
「そうよ…あんな厄介な魔物…」
退治が混乱なトロールを狙う意図が分からない双子に詳しく説明した。
「レア魔核トロールの赤核…それが狙いでね…ギルドのおじさんに聞いたけと…それ一つで金貨20枚するらしい」
普通の魔核はほぼ同じ紫だ…高質の魔核は黒いのもあるらしいがかなり貴重なシロモノらしくて白金貨何十枚もするらしい。
「金貨20枚!!」
それを聞いたイリヤの顔色が変わった…。
あと一押しだな…。
「すーーんごい!高価な薬の材料らしくてギルドに出せば即買い取りしてくれるって」
「さっさと行くわよ!なにモタモタしてるのよ!」
イリヤはテンションが上がって腕をブンブン回しながら僕を催促した。
釣られたな…分かりやすい。
「お姉ちゃん…ぅ」
姉のその姿が恥ずかしいか…リリヤ両手で顔を隠した。




