表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

54/1571

8話 その9

そして…僕達はギルドに戻った。


「おー!坊主、よく無事に帰って来たな!良かった良かった!あはは!あいつら疾風定時帰りする前に早く換金しておけよ!」


おじさんは僕が無事に帰って来て本当に嬉しいようだ…。


本当にいい人だ。


でも…そのいいおじさんを…何故か双子は睨んでいた。


うん…アレか…回復薬。


ごめん…おじさん。


「ん?坊主、一人じゃなかったか?」


「はい!イビルゲートの中で会って…これから一緒にパーティーを組む事になりました」


「そうか…一人の坊主とこの嬢ちゃん達も不安だったが…一緒ならもう安心だな」


「……不安だったなら…私達にも回復薬くれても…うぷぷぷーっ!」


「お、お姉ちゃん…」


不満気に喋っていたイリヤの口をリリヤが塞いでくれた。


そして…魔核や素材を換金した。


換金すると…凄い金額が出てきた。


「見てよ!おじさん!チャラーン!金貨7枚と銀貨3枚!」


「おいおい…坊主どれだけ倒した?」


「ゴブリン40体ぐらいとコボルト20体?オークは沢山いったので70体ぐらいです」


「まじかよ…ならその金額は納得だな!初デビューの三人だけで良くその数倒せたな…」


「いいえ、ほぼシムラハルトさんが倒しましたよ…私達は助けられた挙句、サポートしかやってません」


妹のリリヤが自分の事のように自慢気に話した。


褒められて嬉しかったが…加護のおかげでだったのと…。


本当はビビりまくったので…恥ずかしくなった。


「坊主…人助けまで…やるな!よし!そこまで出来るなら正式登録してやる」


「本当に?おじさん!ありがとう!」


「これで一人前の冒険者だ!はははは」


僕は人助けをした功績を認められて正式の冒険者と資格を得た。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ