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8話 その5

二人の女性冒険者がオーク6体に囲まれていた。


一人は既に負傷して気を失っているように見えた。


このままでは間違いなくやられると思った僕は…まず彼女達の安全確保の為にオーク達に飛び込んだ。


チキンと自負している僕だったが…何故か彼女達の危機に体が勝手に動いた。


猛突進し大振りでオーク二匹を倒して彼女達までの道を開けた。


更に突進して二人の前に着いて安全を確保した。


「大丈夫ですか?ここは僕に任せて」


「は、はい!」


うーーん…格好良く言って見たが…。


よく見るとオークの顔は怖かった。


でも人の命が関わっている…怖じけ付いていられなかった。


襲い掛かって来た四体に剣で胴体切り倒し、もう一体は足で蹴り飛ばした。


それからまた剣で首を切り落として最後にシールドガントレットで顔面を殴り潰した。


4コンボ4キル…僕って…TUEE?


これなら最下層までの希望を持っていいんじゃないかと思った。


オークを倒した後彼女のところに行って状況を確認した。


「大丈夫ですか?」


「は、は、はい!でも、お姉ちゃんが…うう」


姉冒険者は肩にナイフが刺さって頭からかなりの量の血を流していた。


酷い怪我に見える。


「お願いします…姉を助けて下さい!」


必死に姉の助けを求める彼女の泣き顔はつい先の自分のようで胸が苦しくなった。


「わかりました!出来るだけの事はします!」


まず肩のナイフは深くまで刺さってなかだったので気をつけて抜いて消毒した。


包帯代わりにマントを切って止血した。


肩の傷は応急処置でなんとかなった。


引き篭もりの暇つぶしで医学の勉強もした甲斐があった。


だが、頭の怪我はどうすれば良いか分からない。


脳震盪?…ひょっとして内出血?どう治療する?どうすればいいか分からん!


焦っていた僕はおじさんの回復薬を思い出した。


しかし、回復薬を飲ませてようとしても意識が無かったため飲ませなかった。


どうしよう?このままじゃ飲ませない…。


うむ、こんな時は………口移し!ゴックリ。


ヘタレで童貞の僕としては凄い発想だった。


これは医療行為、医療行為だ!免許は無いが…医療行為!


そのように自己合理化して…姉冒険者の頭を上に向けて喉が通るようにして回復薬を口移しした。


お願い!ファーストキスまで捧げたんだ…。


頼む!効いてくれ。

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