表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

46/1571

1章 8話 女の子は可愛いほど怖いものだ その1

次の日…僕は朝早く冒険者ギルド内の地下にある鍛冶屋に来て武具と防具セットを買いに来た。


安くてお得な初心者限定装備…。


他の村のギルドにはないこのギルドのみの初心者支援制度らしい。


ここのギルドマスターは中々いい人だ。


まだ会った事ないけど…。


「すいません!」


「はーい」


作業場から金属を打ち込む音止まって女の子の鍛冶屋が出て来た。


細い体の割に引き締まった筋肉…健康的な感じだ。


ぼ、僕より強そう…怒らせないようにしよ。


「あの…初心者限定の装備を買いたいですが」


「ああ…仮免の新入りか?どんな防具と武器がお好み?」


僕は鍛冶屋の質問に悩む事なく即答した。


「性能無視!とにかく!ピカピカ!格好いいやつで!」


「………」


彼女は棒立ちで遠い目で僕を見ていた。


「……冒険者舐めてんの?」


「いやいや…本気です」


「……」


僕は性能よりとにかく見た目から気合いを入れるタイプだ。


ゲームでも何日もかけて手に入れた伝説の武器や鎧も格好悪かったら即ぽい捨て。


そう!僕はビジュアル重視派だ!


それだけは絶対譲れない。


格好いいは正義である!これが僕のアイデンティティだ。


しかしだ…初心者装備にそんなもの期待出来る訳がない…背の腹は変えられないが…。


そこは何とかカッコイイ奴を頼む!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ