5話 3
「へぇ…ビビモスね…なら!びっちゃん?げっふ!」
リヴァイアサンは何故かまた殴られた。
「げぼ、げほ…な、なんで殴るのよ!」
「それ…なんかビッチぽく聞こえるからムカつく…やめろ!」
「うううう…なら真名を教えてくださいよ!」
「ふん…誰にも教えるつもりはない!我が真名は偉大な原始の神々と今はいない主様のみ知ってる秘密だ」
「ケチ臭いですぅ!プンプンだ!まあ…それよりちょっとバハムートに頼みたい事があってですね」
「私に?何処かの神や邪神でも葬るつもりか?」
「物騒な!平和一番ですよ!」
その言葉に彼女は凄くイラっとした。
「…………お前が言うなぁぁ!いつも問題起こすのは貴様だぁ!今までその後始末で主様と私がどれだけ苦労したか!この問題児が!」
「あれぇぇ?なんの事かしら?きゃっは♪」
バハムートはリヴァイアサンの惚けた姿にマジ切れした。
「殺す殺す殺す!!今回はまじ殺す!その腐った頭の中身ごとかち割ってやる!」
「待って待って!!大事な事だよ!」
「死んでから聞こうじゃないか?ククク!」
「死んだら話せないよ!!」
バハムートは殺気全開の本気モードに突入した。
「ふん!もういいですぅ!主様を一緒に探しに行こうとしたけど!私一人で探して愛でてもらいますぅ!独占ですよ!えへへ♪」
その言葉にバハムートの顔が一気に激怒の表情に変わった。




