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5話 2
「凶暴?凶暴ね……お前が一番無駄に凶暴だろうが!」
「そんな事ないよ…海のアイドルまで言われてる私が…」
「海の死神だろうが!」
「ち、ちゃうわ!それはきっと私に嫉妬した誰かの陰謀だよ」
「はいはい…しかし…バルトゥールね…そいつと会ったか?」
「ええ、凄く元気でしたよ!」
「ツッ!…まだ生きてやがったか…しばらく話し聞かないから逝ったかと思ったのに」
ばーちゃんと呼ばれた彼女はバルトゥールの話しに懐かしい記憶を思い出しているような顔だった。
「それより…レヴィ…陸は私の領分だ…何故来た?」
「ちょっとばーーっ!いや…」
ばーちゃんは殺気を込めてを構えた。
「もう!名前が多過ぎだよ!今は何と呼ばれてます?バハムート!」
「その名は言うでない!そうだな…今はビヒモスと言われてるらしい」
バハムートの正体はビヒモス…ベヒモス、ベヘモス、ベヘモットと色々な名前で呼ばれている…三体最強生物の一つだった。




