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1話 6

その時、僕の竿が激しく曲がった!凄い力強いヒットだった。


「お、お兄ちゃん!来たよ!!!」


「うっしゃーー!イリヤに負けないぞ!」


エサに食いついたような感覚を感じた僕は思い切り竿を引っ張った。


「ん?なんだ?こ、これはお、重過ぎる!」


竿が折れそうな勢いで曲がった。


その瞬間…船の下からとてつもない大きい黒い物が見えて水面から飛び上がった。


……なんですかね…あれは?


デカ過ぎるでしょーー!


「う、嘘!デ、デビルヴェール!!全艦!緊急離脱だ!」


テスラさんが驚き緊急にこの海域からの離脱命令を出した…。


僕はまた…何かしらやらかしたみたい。


「おー!お兄ちゃん凄い!デビルヴェールだよ!」


「バルちゃん!こいつは一体なに?」


「マムンティア海域の深海に住む魚で…成体で一番大きデビルヴェールは長さ300メートルを上回るという巨大怪魚だよ」


それに群れで動くので運が悪かったら大群に遭遇するらしいが…釣れたこのデビルヴェールは幸いに群からはぐれ者らしい。


「こいつはまだ幼生体だね…」


僕の竿に食いついたのはまだ幼生でも60メートルはある大型クジラ級だった。


「さ、さすが、異世界……やべやべ!竿で…どうかなるもんじゃないよ!竿が折れる!っていうか船が傾いたぁぁ!」


魔王の大きい母艦がデビルヴェールに引っ張られて傾き始めた。

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