2章 モフモフ溢れると行った大陸は…危険が溢れる大陸でした。
異世界で僕…第2章
モフモフ溢れると行った大陸は危険が溢れる大陸でした。
僕達は魔王軍の船を乗ってレガリア大陸からマムンティア大陸のに移動中だった。
僕とバルちゃんは船のデッキで潮風を感じている。
……気持ちいい風と海の匂い。
しかし…退屈過ぎる!
「なんも無いね…バルちゃん」
「うん…下も上も青いや…お兄ちゃん」
僕とバルちゃんは死んだ魚の目で果てしない水平線を見ていた。
「まだ3日もかかるらしいよ…バルちゃん」
「お兄ちゃん…こいつら置いて私達だけでも先に行かない?」
バルちゃんの瞬間移動ならすぐ行けるが…国賓で招待された身で勝手な行動は出来ない。
それにイリヤとリリヤを置いて行く訳にはいかないから我慢するしかない…。
本当に海と空以外は何も見えないな…。
その時…退屈そうに海を眺めている僕とバルちゃんの所に魔王テスラさんが来た。
「おっ!ハルト殿と妹様、そこにいたのてすか!」
僕達を探していたようで…何か長い棒を持って来た。
「テスラ姉さん…暇すぎて脳死しそうだよ」
「脳死?お兄ちゃん!大変だ!!人口呼吸!人口呼吸!」
本当にこの子の頭の中には何で出来てるか開いて見て見たい。
「バルちゃん…顔は大変そうに見えないですけど…」
「そんな事ないよ…えへへ♪」
うむ…可愛いな…でも年上だ…何百何千倍か分からない…そんな妹。
それで僕はアイデンティティ項目を追加する事にした。
可愛いも正義なり♪




