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1章最終話 6
そして、僕達は破壊の女神の聖地に行ってルル姉の器を玉座に置いた。
「ルル姉…早く回復して会いに来て…待ってるから…」
頑張って笑っているが…離れたくない気持ちで泣きそうになった。
それに気づいたラズリックさんは僕の背中に寄り添ってそっと抱きしめてくれた。
「ハルトちゃん、こんなに辛そうに…私が慰めてあげる…前の続きしよ…うへへ」
…またやらしい指の動きをして来た。
ふむ…あの6時間か…。
あははは…一体、僕はどんな事される訳?
正直、興味がない訳はないが…でも踏み入れてはならない世界に行ってしまいそうな気がして逃げる事にした。
「あっ!地上の仲間が待ってます!また今度で!バルちゃん!急げーー!!」
「は、ハルトちぁぁぁん!!」
ラズリックさんから逃げる為に僕は急ぎそのまま聖地からバルトゥールと下界に飛び込んだ。
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