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29話 6

ルル姉とキス…。


凄く驚いた!でも嬉しい…。


僕もルル姉をそっと抱きしめて受け入れた。


ルル姉のぷる〜んとして柔らかい唇…ドキドキした。


それに不思議と安らかな気持ち…ルル姉の暖かい温もりが全身に伝わってずっとこのままにいたいと思った。


だが………それも儚い刹那の一時…


体の奥深い所から異変を感じた。


………あっ!やばいやばい…なんか、なんか…戻って来るぅぅぅぅ!


「げぶっ!!!!!」


僕はルル姉とキスの最中…口から大量の血を吹き出してしまった……。


無の神に殴られた反動が今来てしまったようだ…。


超ーやばいっす!


ああ……大人の階段は本当に高くて険しいな…急いで登ろうとしたらコケましたぁぁ!チクショウ!


ポタポタポタポタ…。


ルル姉の顔は僕の鮮血だらけだった。


僕は慌てて顔を拭いたが…妙に大人しい。


(あはは………ふぅ、私のファストキスは焦げた焼肉味…セカンドキスは鉄分だっぷりの血の味!…凄いな…こんな経験したのは世界が創造されて私が初めてじゃないだろうか?)


死んだ魚の目で崩壊している空間をただ眺めるルル姉…。


その複雑な感情が痛いほど伝わった。

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