29話 5
「ああ……こんな、暴力女でも?」
「うん!元気でいいじゃん!」
ちょっと元気過ぎるけど…それもいい。
「私…性格悪いよ?すぐ怒るし…」
「その意地悪な性格も短気な性格も僕は好きだよ」
うん、表情ですぐ分かるから助かる…。
「天界災害指定生物でも?」
「勿論だよ!何それ…凄いあだ名!あははは」
天界か…僕の苦労の元凶だ!もっとやっていいと思う!
「あ、あ…ハルト君!!」
ルル姉はその豊満で弾力溢れるダイナミックなバストで僕の顔を思い切り抱きしめた。
(ああ!初めてだな…こんな私を…全てを好きと受け入れてくれた者は…私もハルト君が…)
「う!ぷ?ふ!」
息苦しい!だが…す、凄い!ブラのカップが破れた謎が解けたぁぁぁ!
しかし…ルル姉のバスト[bust]に僕の顔がバースト[burst]されそうだ。
「ああ…私の!世界一大切なものを見つけたよ…ハルト君!!」
ルル姉は愛おしくてたまらないような可愛い顔で僕にキスをした。
ルル姉…僕のファーストキス…
むっ!イリヤのあの医療行為はノーカンだ!
それと…僕は知らなかった。
イリヤの医療行為はノーカンとしてもこれはセカンドキスだった事を…それはあとになって知った。




