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28話 5

そして、ハルトは強力な衝撃波を放て無の神を八寒地獄に突き飛ばした。


「第一寒獄…アブダ」


そこは…強い寒波が吹き出す場所だった。


「くっ!これぼどの寒気…何ともないわ!冷気耐性最大!!」


「第ニ寒獄…ニィラブダ」


無の神は次の断層に落ちた。


そこは雪と風が強く吹いていた。


「うわぁ…涼しいわー♪」


「第三寒獄 アダタ」


今度は前が見えない程強い吹雪に無の神は晒された。


「おーーー!負けないぞ!わたくし!冬生まれのプライドをかけて耐えてみせる!!」


「第四寒獄 ハハヴァ」


更に落ちる無の神…益々冷気が酷くなっていた。


「くうう……寒くて頭痛が…イタタタ!これ以上落とすのは!!ヤメローーんぱん…てへっ!」


無の神はまだ余裕があるようだった。


「第五大寒波獄 フフゥヴァ」


どんどん落ちて行く無の神は少しずつ辛くなったようで顔が強張っていた。


「鼻水が止まらない!熱も上がって来た!風邪?インフレンザ?マスク!マスクを要求する!!あっ?もう手遅れか…」


「第六氷寒獄 ウッヴァラ」


空気も凍りついて息する事も辛そうな酷寒だった。


「寒い寒い寒い寒い寒い!きゃぁぁぁ!!冷気耐性を超える寒さ!そ、そんな!」


無の神の体が凍り付き始まった。


「第七超極寒獄 プァトマ」


「ああ!寒気で体が凍ってヒビが入ったぁ!!寒過ぎる!全身に寒気のせいで激痛が…痛い痛い痛い!!あ、あれ?足が…ない?」


凍り付いた体がこの層に落ちた時の衝撃で足がバラバラに壊れ落ちていた。


「第八…最終無限冷寒獄 マッカプァトマ!!」


「……助けて助けて助けて超寒い!私が悪かったぁぁぁ!!許して許して許して許して許して許して許して!嫌だ嫌だ嫌だ嫌だよ!出して出して出して出して出して出して!お願い!!!!!チキショウ!永遠に呪ってやるぅぅぅぅ!あのビッチ!くだばれぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」


その言葉を言い残して沈黙した無の神は全身が凍り付いて完全に氷化した。

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