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28話 3
「な、な、何をした?同化が…いや!破壊の女神の魂から私が…剥がされて行く?あり得ないわ!!こんなの死者の魂を操る邪神君主ランジュールしか出来ない!!」
ハルトはルルの器を握ってるその手を腕ごと千切り取り器を取り返した。
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!腕が!!」
「ars、formulae、motus(術式移動)」
「え??今度は……術式移動!そんな!!神でもなく…下等な人の子が?そんなバカな!わ、私に何を移したのよ?」
「なに…どいう事だ?私の術式が…破壊の女神のみの固有の術式をいとも簡単に…持ってかれた!」
ルルは驚きを通り越して呆れた顔だった。
「まさか!!嫌だぁぁぁぁぁぁ!私の魂が!!壊れて行く……」
ハルトは無の神の魂をルルから剥がして魂の破壊の術式を移したのであった。
「あははは!きゃははは!凄い凄いわ…本当に思った通りいかないものね…あははは」
魂が崩壊しているにもかかわらず無の神は何故か急に腹を抱えて笑い出した。




