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27話 4

無の神の手から微かに光る何かを取り出した。


見慣れているそれを手にして見つめてる笑っていた。


それはルル姉の器だった。


それに、銀色に輝いていた器がほとんど真っ黒に染まっている。


「この器が完全に黒く染まれば同化が終わる…この子抵抗が凄くて苦労したわ」


僕はその瞬間…頭に血が上る感覚を知った。


「無の空間を活性化して彼女の万物の破壊を使って…全て飲み込む!うまく計画通りなったわ…あははは!やっと私の悲願が達成できる!!」


「は、ハルト…君…ああぁぁぁ!」


「ルル姉!」


同化の進行が最終段階まで進んだルル姉は苦しそうに悲鳴を上げた…。


「何故…貴方が器をもっているんですか?」


「破壊の女神の心の隙を突いて取り出したわ…あんなに乱れて来るとは助かったわ」


あの時か……そうか。


もう限界だった…頭の中に理性の糸が切れるのを感じた。


「ルル姉の傷つけて…器も奪って、今も苦しめている…もう、穏便に解決する事は出来なさそうだよ、ルル姉の器を返して!!」


これ以上話しは無用と判断した僕は奈落剣オゥカスを無の神に向けた。

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