表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

225/1571

26話 4

その頃、主神の聖地には……掃除機のような音が鳴り響いた。


「ラズリック?何それ?」


冥界の女神メタファールが不思議そうな顔で音を出す物を見ていた。


「私が開発したゴミ吸引魔道具ですよ!掃除が楽になります!」


「ほぉ…いいね!んじゃ…早く片付けを頼むよ…血生臭いから…」


「はい!」


ラズリックはレイラのアレを素早く片付けた。


そして、神々は今回の騒ぎの主犯ガラーウの処罰を考えている。


「主神よ、ガラーウにどのような処罰を与えるか?この世界と我々の存亡の危機にまで陥れた罪…極刑にしても足りないぞ?」


「ひぃ!お許しを、お許しください!」


必死に許しを請うガラーウの前にラズリックが出た。


「主神様…その処罰は私に委ねて頂けないでしょうか?この者はは私の主を愚弄してこのような事態になりました、その始末は私達にさせて頂き存じます」


「一理ある…だが自分の手を汚すことになる…よいのか?」


主神は納得しだが…少し気が重い顔だった。


「あら?物騒な…そんな事はしませんよ…主神様も望んでないでしょう?うふふ」


「おお!すまぬ…寛大な心使いに感謝する!この件はラズリックにガラーウの処罰を委ねる!以上だ!」


配下を失わずに済んだ主神は喜んでラズリックに任せた。


主神の判決に異議を問う神もいなかった…。


ただ哀れな目でにガラーウを見つめるだけだった。


「さあ…そこのおバカこっちに来なさい!あと、バルトゥール、貴方も一緒にね!」


「ん?私?…何の用だ?」


「ねぇ…ハルトちゃんを危険に晒したこのゴミ…なんとかしたくありませんか?」


ラズリックはバルトゥールに何がコソコソ言っていた。


「やらせて頂きます!ラズリック様!!」


ラズリックは何かを吹き込んでバルトゥールは喜んで受け入れた。


「うふふ、宜しい…さあ…行くわよガラーウ」


二人はガラーウを引き摺り別室に移動した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ