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24話 9

「ガラーウ!やめんかぁ!その口を閉じろ!!」


意外に主神はガラーウを怒鳴りつけた…そして…何故か困ったように深いため息をした。


「も、申し訳ない御座いません…しかし!」


「ガラーウよ!」


「は、はい…」


これ以上ルル姉を怒らせたらどうなるか分からないと…兄の主神様はよくわかっている。


「秩序だ?威厳だ?そんな抜け殻のようなもの…クソ喰らえだ…あははははは!」


「………な、何ですと!貴方は!」


「口を閉じろと言ったはずだ!!!!」


主神は今度は激怒して玉座から立ち上がった。


「そうね、今の私は無力だよ…今じゃ貴様にも敵わないだろ…笑いたいだろ?笑えよ!私には分かるよ…貴様の心の底に私とラズリックに痛い目に合わせてやると…」


「なにを言ってますか?私は主神様の補…まさか!その目は!!心眼!心を全て読まれたか!」


ルル姉はその悪意に涙まで流して真っ赤な目は憎しみと悲しみに溢れた…。


「あぁ…そんなくだらない理由で私の大切な物を壊そうとした…このクソ外道がぁぁぁ!!」


「ルル姉!落ち着いて!ルル姉ぇぇ!」


怒りに理性が飛んでるか…僕の呼び声にも全く反応がない。


その瞬間…ルル姉の行動に僕は思考が停止しそうにショックを受けた。


自分の胸に自分の手で刺し込み器を取り出した…。

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